今年はクラブ創設30周年の節目の年にあたる、サッカー・J1のヴィッセル神戸。そんな港町のクラブを20年以上にわたってバックアップしている地元後援会がある。

ヴィッセル神戸海岸線地域後援会は、ヴィッセルが市民クラブとして発展するよう、神戸市営地下鉄海岸線の沿線地域で営業する事業者の会として、2003年4月に発足。
海岸線の御崎公園駅近くにある神戸ウイングスタジアム(現、ノエビアスタジアム神戸)は、2002年FIFAワールドカップ日韓大会開催を機に、神戸市立中央球技場から新しく建て替えられたスタジアム。その後、ヴィッセルがメインのホームスタジアムとして使用するようになった。
クラブは途中、二度のJ2降格という苦境も味わったが、後援会は温かくサポートし続けた。

「ヴィッセル神戸の活動を、地元地域の特徴を活かして支援し、ヴィッセル神戸とともに地域の発展を目指す」ことを目的に、活動を続ける同会。現在のメンバーは82人という大所帯に。
現会長の三橋敏弘さんは就任4年目。2年目にクラブが悲願のJ1初制覇、3年目にJ1と天皇杯の2冠を達成するなど、タイトルを次々と獲得する好調ぶりを受け、「会長をやめられない……」と笑う。
同後援会は、活動の一環として、地元神社での必勝祈願や餅つき大会、OBを招いた総会などを開催。応援ツアーでは昨年、京都まで足を運んだ。







