近年、アスリートの間で「手軽にエネルギー補給ができる食品」として評価されているのが、あんこをはじめとする和菓子。ボディービルダーやサッカー選手が積極的に取り入れている事例がメディアで紹介され、専門家からも支持の声が上がっているといいます。なぜなのでしょうか?

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大阪府茨木市に拠点を置く、創業120年のあんこメーカー・橋本食糧工業株式会社・代表取締役社長の橋本敏克さんは「和菓子は洋菓子に比べて脚光を浴びにくいが、昔から日本で食べられてきた“体に良い食品”」とコメント。和菓子は脂質が少なく、あんこにも使われる小豆には食物繊維やミネラルが含まれます。「健康志向の高まりにともない、従来の『甘いおやつ』という位置づけを超えた存在になりつつあるのでは」と見解を述べました。

とくにあんこ関係の食品は従来の和菓子の枠を超え、新しいタイプが登場している模様。そのひとつが、パンにのせて焼くだけで食べられる“スライスタイプのあんこ”です。調べてみると、実は橋本さんの会社が手がけたものでした。話を聞くと「忙しい朝、手軽にエネルギー補給できるものを」と思い立ち、企画から完成まで約2年を要したそう。

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いまや和菓子は「古風なスイーツ」ではなく、機能的な食品として見直されつつあります。自身、ひいては家族の健康を考えるなら取り入れてみるといいかもしれません。

※ラジオ関西『ハートフルサポーター』2025年12月1日放送回より





