兵庫県立御影高等学校(神戸市東灘区)には、通称「キノコ部」と呼ばれる部活があるといいます。活動内容などについて、顧問の大西先生に聞きました。
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現在の部員は1年生2名、2年生7名、3年生5名の計14名。3~11月の第3日曜日に再度公園(神戸市北区)で市民団体の「兵庫きのこ研究会」と共にキノコの採集をしています。採ったキノコは凍結乾燥をして樹脂を塗り標本にしますが、これまでに600種類1200点を作製したといいます。「よく見かけるものから、数年に1度しか見つからないようなレアモノまで。観察会では、かなりたくさんのキノコが見られます」と大西先生は話します。
ちなみに、部の正式名称は「環境科学部」。今年度で創部から18年目を迎えます。なぜキノコ部と言われだしたのかというと、学校で行われる六甲山登山行事でキノコを発見した生徒が「この山にはどのくらいのキノコの種類があるのだろう?」と疑問に思い研究を始めたのがきっかけだとか。
神戸市立森林植物園や兵庫県立人と自然の博物館、兵庫県立六甲山ビジターセンターなどで、例年5回程度の展示会も実施している同部。「毒キノコ特集」「地味なキノコ・派手なキノコ」など、毎回テーマを変えながら生徒たちは研究と向き合っています。
また、長年の収集データから導き出したキノコの出現頻度についての学会発表や、高校生対象の研究発表会などにも参加し日々の活動で得た知識・情報の発信も積極的に行っているそう。
今後について聞くと、「新入部員の獲得を目指しつつ、引き続き六甲山のキノコを通じて生物多様性の大切さを啓発する活動に取り組みたい」と大西先生は意気込み、インタビューをしめくくりました。
(取材・文=長塚花佳)
※ラジオ関西『Clip』水曜日 2026年2月4日放送回より





