「穴子一本で進めていきたい」 関西の食文化を支える神戸の卸売業の挑戦【PR】

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 関西では古くから穴子(アナゴ)文化が根付き、蒸し穴子や焼き穴子など、好みに合わせた多彩な食べ方が楽しまれてきた。そんな関西の食文化を背景に、穴子一本で真っ向勝負を続ける会社が神戸にある。

 神戸市兵庫区の輸入卸売業・海昇(かいしょう)は、現在代表を務める相田健太さんの父が2001年に創業。穴子に特化した事業を続け、関西を中心に飲食店などへ供給してきた。

株式会社海昇(神戸市兵庫区)の代表取締役・相田健太さん
株式会社海昇(神戸市兵庫区)の代表取締役・相田健太さん

 日本近海で取れる穴子の量は限られており、安定した供給が難しいのが現状だ。こうした背景から、業界では海外産に目を向ける動きも広がっている。同社もその一つとして、漁獲量の多い韓国産穴子に特化し、安定供給に取り組んできたという。

「穴子以外の仕事もやりたい気持ちはありますが、穴子をもっと皆さんにお伝えするのが我々の使命。まだもうちょっと、穴子一本で進めていきたい」

韓国のアナゴは漁獲量が多い
韓国の穴子は漁獲量が多い(画像提供:海昇)

 取り扱う商材は、生きたまま輸入する活魚の穴子と、韓国の協力工場で骨や内臓を取り除いたフィーレ(いわゆる三枚おろし)の状態で輸入する穴子の2パターン。さらに2018年からは、生の穴子を炭火で焼いた「焼き加工」にも取り組んでいる。

炭火で焼いたアナゴ
炭火で焼いた穴子(画像提供:海昇)

 同社が最も大切にしているのは、「顧客のニーズにいかに応えるか」だ。魚の大きさだけでなく、脂の乗り具合や身の厚みなど、細かな好みを聞き取り、それに合った商品を仕入れることに力を注いでいるという。

「会社の社員や、協力工場で働く人たちが目利きをして、こだわって仕入れをさせてもらっている」

 近年は、家庭で魚料理を楽しむ機会が見直される中で、穴子の食べ方にも変化が生まれつつある。焼きや蒸しといった定番に加え、相田さんが提案するのが、穴子とタマネギを炊き合わせた鍋料理だ。タマネギを多く入れることで甘みが引き立ち、焼き穴子から出る香ばしいだしと合わさることで、濃厚な味わいになるのが特徴だという。最近では、より多くの人に楽しんでもらえるよう、穴子鍋セットの販売も始めた。

「穴子のおいしさを皆さんに伝えていき、食を通じて、みんながハッピーになるような生活を送ってもらえたらうれしいですね」

 関西の食文化を足元から支えながら、穴子という食材の可能性を広げ続ける神戸の卸売業。その“穴子一本”の挑戦は、これからも続いていく。

※ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』より

株式会社海昇(神戸市兵庫区)の代表取締役・相田健太さん(写真右)、ラジオ関西パーソナリティの三上公也氏
株式会社海昇の相田健太さん(右)と、ラジオ関西パーソナリティーの三上公也氏

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