【神戸スキップ坂】港町屈指の急坂 灘区「長峰坂」 すーぱーぷーばぁー!!暁月ヒナタと散策

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 坂の多い街・神戸。

 歩くたびに新しい景色や物語に出会える坂道は、この街ならではの魅力です。

 そんな神戸の坂をアイドルと一緒に歩きながら紹介していく連載「神戸スキップ坂」。

 今回は、神戸市灘区にある「長峰坂」を、アイドルグループ「すーぱーぷーばぁー!!」の暁月ヒナタさんと一緒に散策してきました。

 阪急六甲駅から北西へ。住宅街の道を進んでいくと視界いっぱいに広がるのは、思わず足を止めてしまうほどの急勾配。神戸の坂と聞いて多くの人が思い浮かべるイメージを、軽く上回ってくるのが、長峰坂なんです。

 自転車で軽やかに登ろう、なんて考えは禁物。ガチ勢以外は素直に徒歩で向き合うのがおすすめです。

 坂の途中、道の真ん中には一本の樹木が残されています。中央分離帯のようにも見えるその存在が、無機質になりがちな急坂に不思議なリズムを添えていて、思わず視線を奪われます。

“とんでもない坂”なのに、どこか記憶に残る理由は、こうした細かな風景にあるのかもしれません。

 この坂は、長峰中学校へと続く通学路でもあります。

 曲がり角から400メートルほど登った先には、石垣に掲げられた「灘百選」の銘板も。

 毎日この坂を上り下りして学校へ通う生徒たちの姿そのものが、灘の街の暮らしや歴史を象徴しているように感じられます。

 このあたりには、坂にまつわるユニークな呼び名も残っています。

 神戸高校へ向かう急坂は、生徒たちの間で「地獄坂」と呼ばれており、長い歴史のなかでその名は広く知られるようになりました。

 その対になるように語られるのが「極楽坂」。

 実はこの名前には二つの説があり、ひとつは地獄坂の反対側に位置する坂を指すもの。もうひとつは、長峰坂の川を挟んだ向こう側の坂を指す呼び名です。後者は、かつて霊柩車がその坂を上っていったことから、「極楽へ向かう坂」としてそう呼ばれるようになったのだとか。

 急坂の多いこの地域では、坂の名前ひとつにも、人々の暮らしや記憶が重なっています。

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