バーベキューの「焼き網」は少しずつ進化していた? 背景にある“日本の食文化”とは メーカーに聞く

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 春の行楽シーズンを迎え、屋外でのバーベキューを楽しむ人も増えてきました。キャンプブームが落ち着いた現在も、日帰りで気軽に楽しむ「デイキャンプ」として定着し、身近なレジャーのひとつとなっています。そんなバーベキューに欠かせないのが「焼き網」。普段何気なく使っているこの道具にも、実は時代や食文化に合わせた工夫が重ねられてきたといいます。

同社製品のバーベキューコンロ 提供:株式会社尾上製作所
バーベキュー網の変化とは(提供:株式会社尾上製作所)

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 金属製品メーカー「尾上製作所」(兵庫県姫路市)によると、バーベキュー網の進化の背景には、日本と海外の食文化の違いが関係しているとか。

 日本ではホルモンなど小さく滑りやすい食材を焼く文化があります。しかし、かつて主流だった海外製の網は、直線の線材を並べたシンプルな構造。網目が大きく食材が落ちやすいというデメリットがありました。そこで同社では、線材を波状に編み込むことで細かな網目をつくり、食材が落ちにくい構造の「クリンプ網」を採用。

 こうした工夫は広く普及し、現在では多くのバーベキューコンロに採用されています。何気なく使っている網にも、日本の食習慣に合わせた改良が積み重ねられてきたことがうかがえます。

 また、バーベキューの楽しみ方にも変化が見られます。宿泊を伴うキャンプから、気軽に集まって楽しむデイキャンプへ。特別なレジャーから、日常に近い存在へと広がりを見せています。

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 身近な道具の裏側にある工夫や発想。普段は意識することの少ない存在ですが、そこには暮らしや文化に寄り添ってきた技術の積み重ねがありました。

(左から)パーソナリティの谷五郎、株式会社尾上製作所・代表取締役の名城嗣明さん、アシスタントの洲崎春花
(左から)パーソナリティの谷五郎、株式会社尾上製作所・代表取締役の名城嗣明さん、アシスタントの洲崎春花

(取材・文=洲崎春花)

※ラジオ関西「谷五郎の笑って暮らそう」2026年3月22日放送分より

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