スマートフォンやパソコンを通じてやり取りをすることが主流となった現代。ですが、履歴書や大切な人への手紙など「手書き」の機会はまだまだあります。大人になってから改めて「字をきれいに書きたい」という人も増えているのだそう。詳しい話を株式会社pen.(大阪市中央区)の代表取締役・永井玲子さんに聞きました。

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ペン習字を習う人たちはどういった目的を持っているのでしょうか?「『自分の字が子供っぽい』『ホワイトボードに書く字がきたない』『孫に綺麗な字でお手紙を書きたい』などの理由で受講される方が多いですね。経営者やマネージャーといった責任のある役職の方もいらっしゃいます」と永井さんは回答。
きれいな字を書くために必要なポイントを永井さんはいくつか挙げました。
【ポイント1:気持ち】
「字を書くのが苦手だと思っていると、サーッと書いてしまう方が多いですが、丁寧に書こうと気持ちをこめてゆっくり書くと、線の見た目から大きく変化します。きれいな字を雑に書くよりも、下手でも心がこもっている時の方が美しいです」(永井さん)
【ポイントその2:字のルールを知る】
「字には美しく書くルールが決まっています。例えば、『きへん』や『さんずいへん』など、へんの右側を揃えると綺麗に書くことができます。まずは、そのルールを知るだけでも字は変化します」(永井さん)
【ポイントその3:練習はひらがなから始める】
「文章の7割はひらがなで構成されています。ひらがながきれいに書けることで文章の中に美文字の割合が増え、全体が整って見えるのです」(永井さん)

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デジタル化が進む今だからこそ、手書き文字ならではの魅力が注目されています。まずは一文字一文字に心を込めることから、始めてみるといいかもしれません。

(取材・文=迫田ヒロミ)
※ラジオ関西『Clip』2026年3月18日放送回より



