世界文化遺産・仁和寺(京都市右京区)の御室桜(おむろざくら)。遅咲きの八重桜として知られる。

古都・京都の春のフィナーレを彩る。
樹高が2〜3メートルと低いのが特徴で、国宝・五重塔を背景にした雲海のような景色は圧巻。
御室桜は「鼻が低い」のと、「花の背丈が低い」のをかけて「お多福桜」とも呼ばれる。
京都の俗謡に、「鼻(花)は低くても人が好く」とあり、“外見よりも、親しみやすさや愛嬌を持っているほうが、人から愛されるのだ”と詠まれている。


例年より桜の開花が早くなった2026年。近畿のソメイヨシノは早く散っていったが、御室桜は4月中旬に満開を迎えた。




4月12日、重要文化財・観音堂(通常は非公開)で、白い法衣を着た僧侶がバイオリンを奏でていた。


大原英揮(おおはら・えいき)さん。仁和寺を本山とする真言宗御室派の布教師として、2016年から春の「桜布教」として、仁和寺でバイオリンを演奏している。



