7月に入り、いよいよ夏本番。夏休みのお出かけや旅行の計画を立てようとしている方も多いのではないでしょうか。今回は旅好きな女性のためのガイドブック「ことりっぷ」(昭文社)の編集長・中山優子さんにうかがいます。
◆特別な時間を過ごせる夏
6月15日に最新号「ことりっぷマガジン夏号」が発売になりました。特集は「夏、したいこと。」 この夏、訪れたい日本各地のスポット、おすすめの過ごし方などが取り上げられています。
――まず、今回のテーマを「夏、したいこと。」とした理由を教えてもらえますか?
夏は、いつもより長い休暇をとって旅行に行く機会が多い季節。子どもの頃、夏休みって特別なものでしたよね。そして、大人になってからもちょっと特別感があるお休みなんじゃないかな、と。ふだんなかなかできない、やりたかったことにチャレンジしたり、気になっていた場所に出かけてみたり。夏休みだからこそできる「したいこと」を提案したいと思いました。
――確かに、ページをめくるたびにワクワクして、夏休みに向けての気持ちが高まってきますね。特に気になったのが「ひんやり奈良さんぽ」なのですが、なぜ奈良で「ひんやり」なのでしょうか?
奈良には1300年ほど前の平城京遷都とともに建てられた氷室神社という神社があるのですが、ここは氷の神様を祭っているんです。
氷室神社では2014年から「ひむろしらゆき祭」という、かき氷のフェスが開催されています。今回、誌面でも紹介している「ほうせき箱」というかき氷屋さんの店主・岡田桂子さんらが実行委員を務め、県内の有名かき氷店が数多く出店します。全国各地から来場者が訪れ、「奈良といえばかき氷」というイメージが定着しつつあります。ここ数年の猛暑で、夏に旅行することをためらってしまう方も多いと聞き、ぜひ奈良を旅してひんやり涼んでほしい、と企画しました。
【ことりっぷ】
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