音楽朗読劇 ヘブンズ・レコード青空篇
こんばんは!
津田明日香です。
今日の生放送でお話しした音楽朗読劇「ヘブンズ・レコード青空篇」を観劇してきました。
その余韻の残ったまま、感想など綴らせていただきます(*^^*)
〇あらすじ
舞台は阪神淡路大震災から5年後の神戸。
毎日ワゴン車で移動して青空市を開く中古レコード屋「ヘブンズレコード」の店長は、震災の悲しみから立ち上がろうとする客に、救いのレコードを差し出すのだった…
世界でも活躍するピアニストの佐藤はるひさんと、高砂市出身の女性デュオ花*花さんによる生演奏、イメージ映像に乗せてストーリーを楽しめる、切なくも前向きなオムニバス朗読劇。
先日の、監督の岡本貴也さんへのインタビューで、朗読劇の魅力について答えてくださったこんな言葉が印象に残っています。
「身体が使えない分、音声とちょっとした動きにものすごく感情がのる。逆に、立ち芝居じゃ出せないエネルギーがでるので、そのエネルギーが観客にダイレクトに届いて景色が広がる」
その言葉の意味が観劇した直後の今、よくわかります。
セリフだけでなく、地の文1つ1つに込められた想いが痛いほど伝わってくるのです。
声の大きさ、声色、声の震え、顔の表情、そしてわずかな動作から感じるエネルギー。
やるせない思い・悔しさ・怒り・どうしようもない悲しみ・自分が「あの時」に取り残されたまま時が進んでいく恐怖…いろいろな感情が伝わってきて涙が溢れました。
そして実際には震災を経験していない私の頭の中にも、様々な景色が広がりました。
どれだけ怖かっただろう、どれだけ悔しかっただろう。
心が取り残されたまま街だけが復興していく孤独にどれだけの人が苦しんだのだろう…。
「復興とは何か」
私の中で答えはまだ見つかりそうにありません。
たくさん浮かぶけれど、どれも正解で正解ではない気がします。
だけど、問い続けたい。
震災だけでなく災害についてもっと学んで、たくさんの人に話を聞いて、自分にできることを精一杯やっていきたい。
そして、伝えていきたい。
ラジオ局のアナウンサーとしての使命についても考えさせられました。
公演は21日(日)までです。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
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