おもしろ明石楽

  • 2018年1月30日(火) 05時51分

    あかし里親推進事業について

    明石市はさまざまな理由で保護者と暮らすことができない子どものサポートとして、あかし里親100%プロジェクトを実施しています。

    11月のおもしろ明石楽では、

    明石市児童相談所準備担当 溝口さんにお話を伺いました。

     

    溝口さんのお話によれば・・・

     現在、保護者と一緒に暮らすことのできない子供は全国では約45000人いると言われていて、兵庫県でも1500人以上の子どもが保護者と離れて暮らしています。

    ・子どもが心も体も健やかに成長するには、より家庭の環境に近い、安定した人間関係の中で育てられることが大切だと言われていますが、日本で保護者と一緒に暮らせない子どものうち里親家庭などで暮らす子どもは2割弱で大部分の子どもは乳児院や児童養護施設で生活しています。

    ・そこで明石市は、あかし里親100%プロジェクトとして、平成31年度に明石市の児童相談所を開設後、すべての子どもが家庭で健やかに生活できるように、保護者と一緒に暮らすことができない子どもを家庭に向か入れてくださる、里親の登録数を増やす取り組みをすすめています。

     

    ■あかし里親100%プロジェクトについて

    まず、里親に興味のある人が気軽に相談できる「里親相談会」を毎月1回開催しています。

    相談会では、明石市で活躍している里親さんや担当職員が相談をお受けし、

     毎月、里親になってみたいという人や、少し話をきいてみたいという人などが来てくださっています。

    ・次回の開催日は12月14日木曜日、お昼の1時30分から3時30分まで明石駅前再開発ビル「パピオスあかし」5階の多目的ルームで行います。今回は養子縁組制度に関するミニ講座を開催する予定です。事前予約は要りませんので、ぜひお気軽にお越しください。

     

    ・その他にも、多くの方に里親制度を知っていただくために出前講座も開催しています。

    これまでに学校のPTAの研修や地域の集まりなどに呼んでいただき、里親さん等と共にお話をさせていただきました。

     

    ▪️ボランティア里親制度

    この制度は、「週末里親」や「季節里親」と言って、児童養護施設などで生活している子どもを、月に1,2回程度週末や、夏休みや年末年始に1週間程度家庭に向か入れる里親です。日ごろ施設で暮らしているこどもたちが、家庭の生活を体験して家族の姿を知ることができて、その子ども達が将来自立していく助けになります。また、自分だけを受け入れて思ってくれる人がいるというのが、子ども達の心の安定にもつながっています。

    ■関心のある方は児童相談所準備担当TEL078-918-5282までご連絡ください。

     

     

    番組では『明石こども大使』に就任された川嶋さんからのボイスメッセージも放送しました

    川嶋あいさんは、小さい頃に実のお母さんが亡くなられ乳児院・児童養護施設で育ち、その後川島家の養子となりました。育ての親との約束でもあった「歌手になる」という夢をかなえ、シンガーソングライターとして活躍中です。

     

     明石市はすべてのこどもが家庭で健やかに生活できるよう、明石市で里親になりたい人をしっかりとサポートをしています。

    里親やボランティア里親に少しでも興味のある方は、お気軽に明石市役所児童相談所準備担当TEL078-918-5282までお問い合わせください。