第631回 令和2年1月22日(水)
第631回 放送番組審議会議事録
1.開催年月日
令和2年1月22日(水) 14時00分
2.開催場所
本社 役員会議室
3.委員の出席
委員の総数:5名
出席委員数:5名
出席委員の氏名:松岡健|渡辺真二|内藤良介|伊藤亜都子|林芳宏
会社側出席者:代表取締役社長 桃田武司|編成営業局専任局長 池添哲也
4.議題
(1)社業報告
・第3四半期までの経営数字について
・「ラジオ放送と放送設備・デジタルサイネージを連携させたシステム」の実証実験について
・兵庫県LPガス協会と兵庫県地域ラジオネットワークとの防災協定について
(2)事務局からの報告
・12月~1月のイベントや特別番組について
・1.17阪神淡路大震災から25年の取り組みについて
(3)試聴
試聴番組:『兵庫Twitter会 中のひとーく』
放送時間:令和元年12月27日(金) 20:30~21:00
放送内容:兵庫に関わる企業22社のTwitter担当者「中の人」が集まって「悩み」や「あるある」を放送。
5.審議内容(各委員発言の大意)
委員:ラジオメディアとSNSは本来ライバル的なもの。それがコラボした番組ということで、挑戦的で新しい取り組みとして面白かった。神戸市でも色んなSNSで発信しているが、各社の悩みや本音を聴けて勉強になった。世界に発信しているものが兵庫のエリア限定でやっていたのも興味深かった。
神戸市でも阪神淡路大震災の1月17日の前日に穏やかな神戸の街と発信したところ約1万いいねがついた。普段では考えられない数値なので、タイミングが大事だと勉強になった。Twitter発信に長けたレジェンド的な存在の人がいるので、次回もし実施するなら、そういう人を入れてもっと奥の奥の話を聞いて、こういう成功事例があるよという話が聴ければいいのでは。あと、色んなSNSがある中で何故Twitterの番組をしたのかも聴きたかった。またネット動画で配信してもいいのかなと思った。
委員:兵庫県でも同じような悩みを抱えている。座談会形式での試みが面白かった。
ただこういった企画を放送する場合、発信側の一方的な話になってしまうので、例えば、悪意のリツイートにどう対応するかとか、フォロワーとの双方向の会話の中で企業としてどう参考にしているのか、といった話がなかったのが残念。また企業人として会社の理念の下で働く担当者が、そんなことと関係なく会社の裏側を出していると感じる消費者がいるのではないか。芸人が面白可笑しくやっているのとは違うので、こういう部分は考える必要があるのではないか。
委員:立場は同じではないが、知っている会社もたくさん出ていた。秘密感を醸し出していて、本音も出たり、企業の裏側の話も楽しく聴けた。
ただこの番組の目的や誰をターゲットにしているのかが不明。同じ立場で発信している人はごく少数のはず。企業や地域を盛り上げていくためなら、何かアクションにつながる楽しいことがあればいいではと思う。こんな声をもらって生かすことが出来たという双方向的なところもほしかった。
委員:こういう発信をする立場の人がいて会社のPRが成り立つ。そこだけに焦点をあてた番組は珍しく興味深く聴いた。
ただ逆に、同じ立場の人には興味を引くだろうが、一般の人にはどうだろうか。番組として座談会形式はいいけど、焦点がなく単なる雑談にしか聞こえない人もいたのではないか。ディープ過ぎて共鳴できない人もいたと思う。また出演者が多過ぎて、誰がどこの会社でどんな立場で話をしているのかがわからないままなので、全体的に少しぼやけた番組になっていた。
委員:顔を出せない番組ということで、ラジオにピッタリだった。政治には触れない、1つのスポーツチームに偏らないなど本音も聴けた。広告効果がないのでTwitterをしているという話は、少し複雑な心境であったが。
この番組はどういうリスナーを想定していたのかが不明。発信者だけでなく、一般の人も聴いているので、この番組を聴いた人がその企業のTwitterを見てみようと思わせる工夫があってもいいのではないか。あと多くの企業が出ていた割に、発言に偏りがあった。
次回も実施するなら今日出た意見を参考にしてほしいと思う。
事務局:本日は貴重なご意見をありがとうございました。
6.審議会の答申、または改善意見に対してとった措置およびその年月日
特になし
7.審議会の答申、または意見の概要を公表した場合におけるその内容放送年月日
「意見の概要の公表」
自社放送:令和2年1月28日(火) 17時55分
自社ホームページ:令和2年2月以降
神戸新聞:令和2年2月2日(日) 朝刊
本議事録の備置き:令和2年2月中旬以降に、ラジオ関西の本社および東京支社・大阪支社・姫路支社に備え置く
8.その他の参考事項
特になし
9.次回放送番組審議会
令和2年2月18日(火) 14時00分からを予定
以上
- 第630回 令和元年11月20日(水)
- 第631回 令和2年1月22日(水)
- 第632回 令和2年2月18日(火)