職員自殺は過労とパワハラが原因か 遺族が兵庫県を提訴

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 兵庫県明石市の児童相談所「兵庫県中央こども家庭センター」に勤務していた、当時27歳の男性職員が5年前に自殺した原因に、過重な業務や2人の上司からのパワハラなどによる精神的な苦痛が考えられるとして、男性職員の両親が、兵庫県に約1億1,800万円の損害賠償を求め神戸地裁に訴えを起こしたことが、関係者への取材でわかった。

 男性は2014年から子ども家庭センターに勤務し、虐待などの問題を抱えた子どもや保護者への対応という、専門性が高い業務だったにもかかわらず、特別な指導を受けることなく、上司からは他の職員の前で大声で注意されたり、通話中の電話を「もう替われ」と奪い取られたりする状況だったという。

 さらに連日にわたる長時間の残業もあり、男性はしだいに疲弊した様子を見せるようになり、2014年11月に自殺した。男性は亡くなる約1年前に結婚したばかりだった。

 両親は県に対し、過重な業務を命じたうえに上司のパワハラに対する措置を怠ったとして、安全配慮義務違反だったと指摘しており、「人を大事にする職場づくりが欠けていた」と憤りをあらわにしている。(ラジオ関西ニュース)

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ラジオ関西ニュース | ラジオ関西 | 2019/10/02/水 12:00-13:00

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