「直正と光秀の戦い」に迫る 『明智光秀を破った「丹波の赤鬼」』著者に聞く(4) | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「直正と光秀の戦い」に迫る 『明智光秀を破った「丹波の赤鬼」』著者に聞く(4)

LINEで送る

この記事の写真を見る(3枚)

【高橋】 (竹田城に)いたのですが、「すぐに帰れ」という命により黒井城で籠城しました。

【田辺】 直正の帰る道は遠阪峠ですか?

【高橋】 たぶんそうだと思います。

【田辺】 信長の軍勢はどのルートで攻めてきたと思われますか?

【高橋】 今の丹波市から本郷という福知山との境に、つなぎの城をひとつ設けています。

【田辺】 ということは、北から攻めて来るということですか?

【高橋】 いや、東から入って来ます。伝承では福知山から来て小富士山に陣を取ったとのことですが、北から来るのと東から入るのと、2隊あったようです。

【田辺】 包囲していた明智方からすれば、予想外の出来事が起こったということですね。

【高橋】 赤井からすれば、かつて神尾山城で柳本賢治(波多野の三男坊)を2000の兵を持って直正のおじいちゃんの赤井忠家が助けています。(波多野には)貸しがあるので助けてもらおうということだったと思います。

【田辺】 (直正は)内密で八上の波多野に働きかけていくと……。


高橋成計『明智光秀を破った「丹波の赤鬼」 ~荻野直正と城郭~』(神戸新聞総合出版センター)
定価 本体2,300円+税
発行日 2020年2月
ページ 240ページ
ISBN  978-4-34-301061-2

神戸新聞総合出版センター
https://kobe-yomitai.jp/book/1007/


『ラジオで辿る光秀ゆかりの兵庫丹波』2020年5⽉14⽇放送回音声

LINEで送る

関連記事