7月23日は「海の日」。かつて海の記念日だったのを1996年に「海の日」として国民の祝日とし、ことしで25回目を迎える。
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海の日を国民の祝日としているのは世界では日本だけで、国土を海に囲まれた海洋国・日本で海の資源から多くの恩恵を受けていることを感じてほしいとの願いが込められている。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ミナト神戸の夏を彩る巡視船のパレードや体験乗船が楽しめる「神戸港・ボート天国」は2020年は中止となり、静かな海の日となった。

『海の日』は毎年7月・第3月曜日とされているが、2020年は特例として、開催予定だった東京オリンピック・パラリンピックの開会式前日となる23日に変更された。(なお開催の有無に関わらず、2020年は開会式の7月24日が『スポーツの日』、『山の日』は1日繰り上げて閉会式の8月10日とした)
■全国有数の海上交通の難所・明石海峡は「海の銀座」
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
近畿と四国の7府県を管轄し神戸を拠点とする第5管区海上保安本部は、潮の流れが1日4回変わり、1日平均600隻近くの船が行き交う全国有数の海上交通の難所「明石海峡」での警戒を特に強めている。1990年代~2000年代にかけては1日平均約800隻が航行していたこともあった。
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