農業に憧れる若者「一生続けたい」 酒米・山田錦づくり | ラジトピ ラジオ関西トピックス

農業に憧れる若者「一生続けたい」 酒米・山田錦づくり

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ここは獣害が多いんですが、まさか自分の野菜を食べに来るとは思っていなくて。朝起きて畑に行ったら「あれ、何だか野菜が成長してないな」と気づき、よく見たら新芽が全部食べられていました。野菜が全滅してしまった経験も何度もあります。それからは電気の柵を設置したり、鹿などが飛び越えられないように網を張ったりと、獣害対策を覚えました。

大橋さんが、92歳の”師匠”の教えを受けながら初めて植えた山田錦の稲たち。梅雨空の下でもたくましく成長する姿に、秋への期待が膨らむ。
大橋さんが、92歳の”師匠”の教えを受けながら初めて植えた山田錦の稲たち。梅雨空の下でもたくましく成長する姿に、秋への期待が膨らむ。

――農業をしていて一番楽しい瞬間は?

自分が作った野菜が消費者に届くのを直接見られるところ。そして食べてもらって「おいしかったよ、すごいなぁ」と言ってもらえるのが魅力ですね。ただ、就農して7年が経ちますが、まだまだ、全然ダメやなと。自分の中では全く満足できていないんです。師匠さんに教えてもらいながら、どんどん新しいことを勉強したい。そして、よりいいものを作っていきたいと思っています。

――7年続けていても、そう感じていらっしゃるんですね。

7年なんて、全然少ないなって。自分の師匠さんが92歳の方なんで(笑)。

――大橋さんご自身も、92歳、その先までずっと農業に携わっていたいと思いますか?

はい。そして自分の息子たちにも農業をしてもらって、同じように長年続けていけたらと思っています。

――挑戦したいことや、目標を教えてください。

山田錦に関してはどんどん作る面積を増やしていきたいですね。そして、最近田んぼを辞められた方も多いので、引き継いで作っていけたらなという思いがあります。


【大橋農園】
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※加西山田錦「農ライフ!」アーカイブ記事はこちら

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