マリンレジャーの季節、海の事故多発! 目を光らせる第5管区海上保安本部 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

マリンレジャーの季節、海の事故多発! 目を光らせる第5管区海上保安本部

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 夏本番を迎えマリンレジャーが盛んになる季節、各地で海の事故が相次いで発生している。 神戸を拠点とする第5管区海上保安本部(兵庫、大阪、高知など主に瀬戸内海に面した7府県を管轄)によると、「海の日」や「スポーツの日」を含んだ4連休中(7月23日~27日)にも大阪湾から瀬戸内海にかけてマリンレジャーにともなう海難事故が4件5隻(けが人は5人)。神戸、姫路、大阪の各海上保安部(大阪は保安監部)が事故防止の徹底を図る。

神戸第二合同庁舎
第5管区海上保安本部(神戸市中央区波止場町)

 4連休中の事故はいずれも「夏の海」で起きる典型的なもの。

■海中転落(兵庫・明石沖)

乗船していたミニボート(画像提供・第5管区海上保安本部)
乗船していたミニボート(画像提供・第5管区海上保安本部)

 7月23日(木)午前10時30分ごろ、明石市魚住町中尾(海岸線から約700メートル沖合)で、ミニボートに乗っていた男性が釣りを終え帰港中、航走中の船体が揺れたためバランスを崩し海中転落。男性はその30分後、付近を航行していた水上オートバイに救助された。男性は右腕に軽傷。

■ミニボート運行不能に(大阪・岬町沖)

(画像:事故船舶)
事故に遭ったミニボート(画像提供・第5管区海上保安本部)

 7月24日(金) 午前5時30分ごろ、大阪府泉南郡岬町小島 「小島とっとパーク」沖約1.4キロ先の海上で釣りをしていた男性2人乗りミニボートが、機関故障を起こし航行不能に。救助要請の118番通報(※)があった。約3時間半後、救助のため出動した巡視艇が現場に到着して救助。いずれもけがはなかった。風が出てきたので帰るため航行しようとしたところ船外機に異音が生じ、プロペラが回転せず航行できない状況になったという。機関とプロペラの間にある遊転ピンが外れ、機関の出力がプロペラに伝達されなくなったことが原因とみられる。

※118番通報…海上保安庁が運用する海上での事件・事故の緊急通報用電話番号。警察の110番や消防の119番のように、覚えやすい局番なしの3ケタとした(2000年5月1日開始)。

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