嘱託殺人罪に問われた夫「最後に楽を」18歳下の妻に「あなたに先立たれると孤独」と言われ、首にロープを… 神戸地裁

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 妻の首を絞めて殺害したとして、嘱託殺人罪に問われた夫(67)の初公判が19日、神戸地裁で開かれ「間違いありません」と起訴状の内容を認めた。検察側は懲役4年を求刑、弁護側は刑の執行を猶予するよう求め、即日結審した。判決は11月9日。

神戸地裁
神戸地裁

 起訴状などによると、夫は2020年8月5日夕方、伊丹市の自宅で妻(事件当時・49)の首をロープで絞めて窒息させ殺害したとされる。

 検察側は冒頭陳述で、被害者である妻が持病の影響で精神的に不安定になり、夫に繰り返し「死にたい」と訴えるようになった。夫婦には18歳の年齢差(事件当時)があり、妻に日頃から「あなたに先立たれたら、私は天涯孤独になる」と言われ、犯行時には「私がいま死ななかったら20年、30年後悔する」と強く訴えたので「せめて最後に、妻の願いを聞いてやりたい、楽にしてやりたい」と思い、ロープで妻の首を絞めたと指摘した。被告人質問で夫は「家内には申し訳ないと思っている。安らかに眠ってほしい」と反省の気持ちを述べた。

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