キリスト最期の地「ゴルゴダの丘」『独身リーマン、世界へ』(7) | ラジトピ ラジオ関西トピックス

キリスト最期の地「ゴルゴダの丘」『独身リーマン、世界へ』(7)

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 そばには号泣する何人かの信者が座り込んでいる。きらびやかな装飾と十字架、そして涙。生まれて初めて味わう独特の雰囲気に戸惑った。

(Photo by S.OHNISHI)
(Photo by S.OHNISHI)

 とりわけ大きな十字架の前に進むと、なにやら祭壇の下に次々と人が潜り込んでいく。自分も倣ってかがんでみると、祭壇の下には直径20センチほどの穴があった。前の人たちはここに手を入れていたらしい。

「なにがあるって言うねん……」

 不安が増幅する前に手を入れてみると、ごつごつした感触が手のひらに伝わる。

「???」

 後で調べてわかったのだが、このとき、ぼくはどうやらゴルゴダの丘に直接触れていたようだ。

 知識と体験の順序を間違うと、少しもったいないことをしてしまったような気になる。

(Photo by S.OHNISHI)
(Photo by S.OHNISHI)
(Photo by S.OHNISHI)
(Photo by S.OHNISHI)
(Photo by S.OHNISHI)
(Photo by S.OHNISHI)

【『独身リーマン、世界へ』イスラエル編 アーカイブ】
(1)独身リーマンがイスラエルに行って、すぐ帰りたくなった話
(2)イスラエルで迎えた、はじめての朝
(3)イスラエルの公衆トイレでドキドキ体験?!
(4)聖地・エルサレム到着
(5)エルサレムの旧市街地で感じた「人間の暮らし」
(6)「嘆きの壁」の2つの秘密
(7)キリスト最期の地「ゴルゴダの丘」

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