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こうして始まった「シェラトンファーム」。運営事務局を担う江副真文は、六甲アイランドで育ち、いまも住む、「六アイっ子」の一人。地元で始まる農園生活の可能性を聞いた。
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――江副さんはシェラトンファームとどのように関わっているんですか?
シェラトンファームの事務局兼コミュニティマネジャーという立場で、利用者さん同士の交流を深めたり仲を盛り上げる役割を担当しています。私自身も2歳の頃から住み、六甲アイランドは個人的にも大好きな町です。ここで面白いことをして皆が集まれる場所があればいいと思っていたところ、シェラトンファームができました。今後もこのような場所をもっと増やして、町としても盛り上がればと考えています。
――実際に農園ができてどう感じていますか?
まず思ったのは、今までは場所がなかったというだけで、皆こういう場所を求めていたんだと感じています。このシェラトンファームは多世代で参加されていることも嬉しいですし、皆さんすでにそれぞれ交流を始めていたりする様子を見ると、改めて求めている人は多いんだと思いました。もっともっと盛り上げていきたいですね。
――これからどんなことに期待しますか?
ひとつは「神戸は食が魅力」ということを、改めて市民の人に知ってもらいたいということ。そのあたりをシェラトンファームで土を触りながら学べたらいいですね。もうひとつは六甲アイランドに住む人同士の交流をもっと深めたいということ。野菜を成長させる頑張りももちろん必要ですが、何気ない会話をこの場所でして、つながりが強くなる空間にできたらと思います。