任期満了に伴う4月11日の宝塚市長選で初当選した山崎晴恵氏(51)が16日、ラジオ関西の生番組に出演し「宝塚市に暮らす方々が『今日も楽しかった』と感じながら暮らせる街にしたい。そして市外の方にとっても、魅力的な市となるよう努力したい」と抱負を語った。山崎氏は、3期で退任する中川智子市長の事実上の後継候補として「福祉に手厚い市政を守る」などと訴え、日本維新の会の元県議や自民党推薦の元県議ら新人4人の激戦を制した。
維新候補との差はわずか「1643票」。山崎氏は、「バタバタと忙しい日々だった。(立候補は)初めてで、何をすべきか分からない事だらけだった。」と、選挙戦を振り返った。岡山県出身の山崎氏は「学生時代に宝塚で青春時代を過ごしていた」と縁を明かす。大学卒業後は保険営業やカウンセラー、国会議員の秘書を経験。現在は宝塚市に法律事務所を構えて、弁護士として活躍している。中川市長との出会いは、近畿弁護士会連合会で行われたシンポジウム。『伝統の中に残る性差別』のパネリストとして、中川市長を招いた事がきっかけだったと山崎氏は語る。
女性市長が2代続くのは、尼崎市、宮城県仙台市に次いで全国3例目。山崎氏は19日に市長として初登庁する。