家づくりをいかして「野菜づくり」に もぎたてを食卓へ | ラジトピ ラジオ関西トピックス

家づくりをいかして「野菜づくり」に もぎたてを食卓へ

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 家づくりを本業とする会社が、いま、野菜づくりに挑んでいる。

 大阪や兵庫を中心に、関西一円をエリアとしている総合建設業の株式会社平尾工務店(本社:兵庫県加東市)は、創業109年を迎える老舗。15年ほど前から『人にも環境にも優しい住まい』をテーマにした住宅部門にも力を注ぎ、2009年には有機無農薬栽培による野菜づくりを顧客とともに体験する“体験農場”として「木心ファーム」を立ち上げた。今では、徹底管理された完全屋内型水耕栽培施設“アグリらぼ”を通じて、「木心ファーム」の野菜を育成している。

「日々の生活で大切な要素『医・食・住』を考えている」というのは、同社設計室の平尾真智子さん。

 日ごろは「住」がベースとなる会社だが、「医」では、年に3回の献血活動のほか、スタッフの健康管理のため健診やインフルエンザ予防接種を毎年全社員に実施。「食」では、社員食堂が5年前にオープン。調理スタッフが月曜から金曜まで家庭的な料理を作り、昼食をとるだけでなく、夕飯の持ち帰りも可能。女性社員が3分の1以上を占めており、帰宅後の家事負担を少しでも軽減できるようにとの思いも込められている。そして、この食堂では、自社で生産するの「木心ファーム産野菜」を使用している。

 建築を生業としている利点をいかした特長的な建物、“アグリらぼ”。LEDによる人工照明で栽培する植物工場で、屋根には太陽光発電設備を整え、室内では水耕栽培。現在は、フリルレタス、アイスプラント、よもぎを取り扱う。天候に左右されることなく安定して育てることができ、クリーンな室内のため、洗わなくても安心して食することができるという。

 毎日の種まきから毎日の収穫と、フル稼働で生産。そのまま室内で梱包するため、よりきれいな状態で出荷でき、安心・安全度も増すとのこと。レタス・よもぎは約40日で、アイスプラントのような暑い時期にできない野菜は温度管理をして約2か月間で、それぞれ収穫する。一般野菜に比べて、パリパリ感・シャキシャキ感が増し、新鮮さが日持ちするようで、少しずつ使いながら冷蔵庫で保存できるのも、年配者や飲食店を中心に好評の要因だという。

 もう1つが、今年2月から収穫が始まった「トマトハウス」。1700平方メートルという広大なビニールハウスで、温度、湿度、かんすい、二酸化炭素濃度などを自動制御するシステムを導入している。


◆木心ファーム(木ゴコロファーム)
兵庫県加東市天神951
電話 0795-47-1238(株式会社 平尾工務店内)
営業時間 8:00〜17:00
定休日 土・日・祝
【公式HP】
【公式オンラインショップ】
【公式Facebook(株式会社平尾工務店 アグリ)】

◆mogiyomogiショップ
営業時間 10:00~17:00
定休日 土・日・祝

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ばんばひろふみ!ラジオ・DE・しょー! (2) | ラジオ関西 | 2021/04/21/水 11:00-12:00

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