ゆず、かぼちゃ、ピオーネ…地元の素材を活かしたクラフトビール 岡山・津山の酒造会社が製造 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

ゆず、かぼちゃ、ピオーネ…地元の素材を活かしたクラフトビール 岡山・津山の酒造会社が製造

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 岡山県津山市で、地元の素材を活かしたクラフトビールが生み出されている。

 クラフトビール、「作州津山ビール」の『おかやまのめぐみ』シリーズを製造、販売している多胡本家酒造場は、1660年代に酒造りをはじめ創業350年を迎える酒蔵だ。

 その多胡本家酒造場は、1996年からクラフトビールとして「作州津山ビール」の製造も始めた。ドイツビールの製法にならいながら、バイツェンタイプとアルトタイプを組み合わせた「バイツェンアルト」など、独自の味わいを研究しながら世に送り出す。そのなかで、食事といっしょに楽しめるようにつくられているクラフトビール「おかやまのめぐみ」シリーズには、次のような特徴がある。

クラフトビール「おかやまのめぐみ」シリーズ(提供:多胡本家酒造場)

・津山ゆずスタウト
津山の特産であるゆずを使用。ゆずの皮を細かく刻み長時間煮沸して、風味を凝縮したスタウトに仕上げている。ゆず皮のほろ苦さと濃厚でビターな味わいが特徴。

・かぼエール
津山産の糖度の高いカボチャを原材料として使用。濃厚な味わいとコクの深いペールエール。

・岡山プレミアムピオーネ
たわわに実った岡山県北のピオーネを、皮も身もまるごとぜいたくに使用し醸造。美作大学との共同開発商品の第1弾プロトタイプとして、数量限定で販売している。

・ピンクバイツェン
天然色素である紅麹がもつ作用をそのまま生かしながら、ビールの風味をさらに深めた、ほのかなピンク色の発泡酒。鶴山公園・津山城の桜のように、華やかで風情ある味わいを目指している。

 多胡本家酒造場は、蔵のそばを流れる加茂川の伏流水を仕込み水に使用。その加茂川の「かも」と創業時から植えられた五葉松から名付けられた清酒「加茂五葉(かもいつは)」を主力ブランドとする。スタッフは5人の小さな蔵だが、地元で契約栽培された米をはじめ地元の素材を活かし、多くを手作業で仕込んでいるという。

清酒「加茂五葉」(提供:多胡本家酒造場)

◆多胡本家酒造場
【公式HP】

※ラジオ関⻄『羽川英樹 ハッスル!』2021年5⽉20⽇放送回「岡山県北ハッスル情報」より

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