明石名物の「明石焼=玉子焼」 決め手は蕎麦屋仕込みのだし!! 激戦区の明石・魚の棚に登場 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

明石名物の「明石焼=玉子焼」 決め手は蕎麦屋仕込みのだし!! 激戦区の明石・魚の棚に登場

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 明石といえば、特産はタコ。そして、地元では「玉子焼」といわれる「明石焼」が有名。兵庫県明石市には、約70店舗の明石焼専門店が軒を連ねるといわれるが、2020年12月、明石駅近くにある「魚の棚商店街」の一角に登場したのが、『明石玉子焼 梅菊(うめきく)』だ。

 屋根の上に設置され大きな銅板のオブジェが特長的な梅菊は、商店街近くの料理屋や神戸で蕎麦屋を経営するグループで出店。明石で27年、商店を営み、「以前から名物である明石玉子焼をやりたいという思いがあった」と語るのは、株式会社大慎代表取締役の大盛伸二さん。

 激戦区といえる「魚の棚」で、コロナ渦の中、オープンしたきっかけは、昨年5月にこの店舗物件の話が舞い込んできたこと。ただ、「年末にはコロナも収束するだろうと思っていたが見通しは甘かった」と、現状を吐露する。それでも、オープンしてから約半年が経つなか、「ご来店くださるお客様には『おいしい!』とお褒めの言葉をいただけている」と、前を向く。

 お店のこだわりは、何と言っても、おだし。『明石焼は、だしが決め手!!』ということで、梅菊では毎朝昆布とカツオでだしを取り、その1番だしの1番おいしいところを使用。そして昼網のタコだけを使っている。

 梅菊のふわふわ、とろとろの玉子焼は絶品で、化学調味料は一切使っていないという。また子どもから高齢の方まで、口の中でバランス良く食べられるようにと、小さめに切ったタコを2~3個入れるのが特長。「熱くてふわふわの生地の中に大きなタコを入れると、ゴロゴロ・アツアツのタコが暴れてしまう」と、食べやすさに配慮。これも、長年の料理屋としての経験や観点から生まれた案だ。

 また以前から、だしは昆布とカツオで、しっかり、よりおいしいだしを取る研究を続けてきたという。「本当においしいだしは、喉に引っかかることなくストーンと胃の中に落ちていく。味には自信を持っている」(大盛さん)。


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