福岡県西部の那珂川市で、市の木に指定されている「ヤマモモ」の実が収穫時期を迎えている。
赤い実で、甘酸っぱい香りとほのかな甘さが特長のヤマモモは、昔から地元で愛されている果実の1つ。かつては至る所で自生するも、近年は数が減り、収穫期間も短いため、市場で見かける機会が減少。“幻の果実"と呼ばれるようになったという。
6月22日には、那珂川市の商工会女性部らが、保存活動に取り組んできたヤマモモの収穫作業を行った。この活動に賛同し、「那珂川市地域応援プロジェクト」を進める地元企業、株式会社愛しとーとの中村浩之社長と社員らも参加し、地元民とともに汗を流した。
愛しとーとは、ヤマモモで新たな特産品を作ろうという地元の思いを受け、自社の主力商品であるコラーゲンゼリーでヤマモモを使った商品開発を行っている。