全国で740店以上を展開するコーヒーチェーン店「タリーズコーヒー」。店舗数が多く、日々の生活においてもなじみ深いが、同店を利用するうえで、あまり知られていない醍醐味があるという。ここでは、神戸ファッションマート店（神戸・六甲アイランド）のチーフバリスタ・藤原伸也さんに、タリーズコーヒーの特長などについて話を聞いた。
まずは藤原さんの肩書である、「チーフバリスタ」とは何だろうか。
「タリーズコーヒーではバリスタスキルを競い合う社内大会『バリスタコンテスト』を毎年開催しています。これは各地区から毎年1人だけが出場できる大会で、優勝するかコンテストに3回出場すると『チーフバリスタ』になることができます。実は、この『チーフバリスタ』は全国で10人しかいないんです」（藤原さん）
コーヒーには「アフリカ」「中南米」「アジア」と3大生産地がある。藤原さんのオススメはアフリカの“エチオピアモカ”。フルーティーで華やかな香りが特徴。中南米のものはブルーマウンテンに代表されるように、すっきりとした味わいのものが多い。アジアのものは濃いめで、どっしりとした味わいになっている。店頭でこうしたコーヒー豆を買う場合など、詳しく話を聞きたい場合は茶色のエプロンをしているスタッフに声をかければ、より詳しい情報が聞けるそうだ。通常のスタッフは黒色のエプロンだが、「コーヒーアドバイザー」という社内資格があり、その資格を持っているスタッフが茶色のエプロンを着用している。
そして、タリーズコーヒーでは、様々なカスタマイズが無料でできる。例えば、チョコレートソースやキャラメルソース、はちみつ、チョコレートパウダー、シナモンをドリンクに追加することが可能。最初からホイップクリームがトッピングされているドリンクは、無料でホイップを増量することができる。また、つめたすぎるのが苦手な場合はアイスのドリンクを氷少なめで注文する人もいるが、氷を減らした分、液体を増やすことも可能だという。「いろいろなことができるので、気軽にスタッフに尋ねてみてください」と藤原さん。
夏はアイスコーヒーが飲みたくなる季節だが、おうちでできるおいしいアイスコーヒーの入れ方についても聞いてみた。
