20代でトップスターたちのANN担当 ニッポン放送・野上大貴に聞く、「ラジオディレクターの仕事と決意」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

20代でトップスターたちのANN担当 ニッポン放送・野上大貴に聞く、「ラジオディレクターの仕事と決意」

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 1967年から続く、ニッポン放送の看板番組『オールナイトニッポン』。歴代、芸能界のトップスターたちがパーソナリティーを務め、東京都千代田区有楽町のスタジオから全国のリスナーへ向けて放送してきた深夜ラジオの代名詞的存在です。その歴史ある『ANN』を裏方として支える、ニッポン放送・野上大貴ディレクター(28)が、8月1日、ラジオ関西『さらば青春の光 東ブクロの学生芸人YOAKEMAE』に出演。その収録後、インタビューに応じ、ラジオディレクターの仕事や業界の未来について語りました。

野上大貴(のがみ・だいき) 1993年4月5日生まれ 東京都出身 2016年ニッポン放送に入社し、現在『菅田将暉のオールナイトニッポン』、『星野源のオールナイトニッポン』、『霜降り明星のオールナイトニッポン』、『ぺこぱのオールナイトニッポンX』、『ラブライブ!シリーズのオールナイトニッポンGOLD』などの番組ディレクターを担当。慶應義塾大学在学中は、学生芸人としてお笑いの舞台に立っていた。

◆「パーソナリティーが全力で楽しめる番組を」

――野上さんは、もともとラジオ業界を志望していたんですか?

【野上】就職先として考えるようになったのは、就活が始まるくらいのタイミングからですね。マスコミ系を希望していて、ラジオ業界は選択肢の1つという感じでした。中3くらいからラジオを聴いてはいたんですけど、「いろんな娯楽が好きなうちの1つ」という感じで。「ラジオがないとダメだ」ってタイプではなかったんですよ。

――ラジオ業界にこだわりがあったわけではなかったんですね。就職前は、どんな番組を聴いていたのですか?

【野上】芸人さんの番組ばっかりです。人生で初めて聴いたのが『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、そこから『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)とか。それから『JUNK』(TBSラジオ)で伊集院さんや南海キャンディーズ・山里さんの番組とか……。25時~27時の王道深夜ラジオの中から、興味ある芸人さんの番組を聴くというだけでしたね。

ラジオ局に入ってみたら、死ぬほどラジオ好きな人がほとんどでした。「自分の熱量大丈夫かな?」と思うこともあります(笑)。毎日ラジオを聴くのが当たり前な人ばっかりで、すごいです。今でこそ毎日聴きますけど、僕の場合は局に入ってから好きになった、っていうほうが大きいですね。

――ラジオへの熱量が昔から高かった人よりも、その分フラットな目で仕事ができるような気もします。

【野上】ラジオって、けっこう「内輪ノリ」みたいになってしまいがちなんですよね。なので「それじゃ伝わらない」ということがないよう、客観的に見られるということはあるかもしれないです。めちゃくちゃ聴いてこなかったからこその視点というか。でもそんな、たいして俯瞰で見られているわけでもないですが……。


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