20代でトップスターたちのANN担当 ニッポン放送・野上大貴に聞く、「ラジオディレクターの仕事と決意」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

20代でトップスターたちのANN担当 ニッポン放送・野上大貴に聞く、「ラジオディレクターの仕事と決意」

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――ニッポン放送では、ディレクターとしてどのような役割をされているのですか?

【野上】番組まわりの責任者で、前後を含めた全体進行みたいな感じですね。ラジオを聴いていると、トークが盛り上がったタイミングでジングルが流れてCMに行くじゃないですか。そのジングルを打つのが、放送中の一番わかりやすい仕事です。全体の構成を見て、盛り上がっているからこのパートを伸ばして、この流れでこの企画をやって……みたいなことを判断したりもします。

あと、パーソナリティーや放送作家と一緒に、ゲストやグッズ、イベントについての話をしたものを取りまとめて、外部との調整作業をすることもあります。パーソナリティーや放送作家は番組の中身、ディレクターは外側も含めて整える、という感じですね。

――オールナイトニッポンを聴いているといつも良いタイミングでCMにいくのですごいと思っていました。

【野上】僕としては、ジングルを打つのが最も緊張感のある仕事ですね……。長く一緒にやっているパーソナリティーだと、なんとなく「ここで打ったら良いな」というのは分かるようになってきます。番組は毎回、必ず聴き直して、自分がどこでジングルを打っているか確認してるんですよ。今でも「あー、ここじゃなかったな」と思って数日引きずることがあります。早かったなぁとか、遅かったなぁとか……。

――秒単位ですし、難しい仕事ですよね。

【野上】そうですね。でも正解は分かんないので、想像することしかできないんですけど……。地味に命を削ってやってます(笑)。

――ちなみに、野上さんがディレクターをやるうえで大事にしていることはありますか?

【野上】「パーソナリティーが全力で楽しめる番組を作ろう」ということです。パーソナリティーが楽しんでいたら、そこにリスナーも付いてくると思うので。お金の面で考えると、ラジオってすごい費用対効果が低いというか。俳優だったらドラマや映画をやったほうが良いし、アーティストだったらライブとか曲作りに時間を割いたほうがお金にはなるんです。それでも、少ないギャラで毎週深夜に拘束されながらやっていただいているということは、そこに楽しさを見出してくれているからだと思うので。

――野上さんが担当しているのは、星野源さん・菅田将暉さん・霜降り明星さん・ぺこぱさんなど各分野の第一線で活躍されている方ばかりですね。


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