『山の日』世界文化遺産 関西二大霊峰から捧げる ~疫病退散への祈り 比叡山・高野山 ~ | ラジトピ ラジオ関西トピックス

『山の日』世界文化遺産 関西二大霊峰から捧げる ~疫病退散への祈り 比叡山・高野山 ~

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金堂内陣では若い僧侶が動画撮影を担当<2021年5月3日>
金堂内陣では若い僧侶が動画撮影を担当<2021年5月3日>
本尊・薬師如来に新型コロナウイルス感染症の早期収束を祈った<2021年5月3日>
本尊・薬師如来に新型コロナウイルス感染症の早期収束を祈った<2021年5月3日>

 7月に高野山真言宗・宗務総長を退任した添田隆昭(そえだ・りゅうしょう)氏は「1200年前、弘法大師・空海(774~834年)は弟子たちを引き連れ、都でまん延した疫病(えきびょう)の収束を祈り、日照り・干ばつを終わらすべく雨乞いの修法を執り行った」

高野山真言宗・添田隆昭宗務総長(取材当時・現在高野山大学学長)「祈りによって安心、そこに宗教の役割がある」<2021年5月3日>
高野山真言宗・添田隆昭宗務総長(取材当時・現在高野山大学学長)「祈りによって安心、そこに宗教の役割がある」<2021年5月3日>

 そして「当時から人は、疫病神(やくびょうがみ)という言葉で人格化していた。新型コロナウイルスという”疫病”はそもそも、人にしか反応(感染)しない。人はそのコロナウイルスを真正面から退治しようとするが、ウイルス自体は意に介さない。そこでこのウイルスと共存しながら、人が生活スタイルを変えていく、さらに医療現場の皆さんを力づけ、コロナウイルス感染症によって亡くなられた方々の冥福を祈り続けたい」と日常のあり方を説いた。

金剛峯寺・金堂
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