夏だ!映画だ! なつかしい映画から子どもも楽しめる作品まで 夏休み後半、神戸・新開地&元町の名画座情報 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

夏だ!映画だ! なつかしい映画から子どもも楽しめる作品まで 夏休み後半、神戸・新開地&元町の名画座情報

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 今年の夏は特に厳しい暑さ。涼しい映画館で静かに作品を鑑賞し、感動で心を満たしたい。そんなあなたにおすすめ、神戸の情熱あふれる映画館情報です!

 まずは神戸・新開地の「パルシネマしんこうえん」(神戸市兵庫区新開地1)のラインナップをご紹介。今では貴重となった二本立ての名画座「パルシネマ」。午前9時から名画を上映する「朝パル」が好評で、チャップリン主演の無声映画『犬の生活』と『のらくら』は8月18日まで。また、開催中の8月15日~17日は無声映画時代を再現し、ピアノ生演奏で伴奏上映が行われます。

 8月19日には、1日限りの特別上映としてサイレント映画をピアノ伴奏で上映する「バスターキートンピアノ劇場」を開催。(ピアノ演奏:天宮遥) サイレント映画が映画館で上映される貴重な機会となっています。二本立ての作品は『永遠の0』と、『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』で、どちらも太平洋戦争下に強く生き抜く人々の姿を描いた作品であり、特別料金として学生は500円で鑑賞できます。

「パルシネマ」はその日であれば途中に出て再入場できるシステム。ランチを食べて戻ってくることができるのもうれしいですね。また、会員になると2本の名作を1000円で鑑賞できる特典も。長年にわたり毎週足を運ぶファンによって力強く支えられている映画館です。

パルシネマ三代目支配人・小山岳志さん

 新開地はかつて「東の浅草、西の新開地」とうたわれた娯楽の街で、1907年頃から映画館や芝居小屋が立ち並び、1936年のチャップリン2度目の来日では『モダンタイムス』で共演したポーレット・ゴダードとともに新開地の湊川公園を訪れたことも。新開地は今も映画館や寄席、芝居小屋が軒を並べています。

 一方、同じ新開地エリアにある複合文化施設「神戸アートビレッジセンター」(神戸市兵庫区新開地5)では8月14日から『8時15分ヒロシマ父から娘へ』をはじめ、大島渚監督作品『戦場のメリークリスマス』『愛のコリーダ』、手作りフィギュアで7年もの歳月をかけて制作された『JUNK HEAD』が上映されています。

「神戸アートビレッジセンター」から数件挟んだ「シネマ神戸」(神戸市兵庫区新開地6)は、大きなスクリーンと大音量でアクション映画にこだわった作品がチョイスされ、映画ファンに根強い人気がある二本立て映画館。現在はコロナ禍によって行われていないが、レアな作品のレイトショーや、イラストレーター・フラミンゴノリコさんによるシネマ神戸オリジナルグッズの展開や情報発信などにも注目が集まっています。

Cinema KOBE

 そして「元町映画館」(神戸市中央区元町通4)では、11周年となる8月21日~27日まで「夏休みの映画館」と題して、地域に暮らす子どもたちにみせたい、多様で魅力的な映画7本を日替わり上映。映画が誕生したころのサイレント映画の活弁と演奏の上映をはじめ、作品にちなんだワークショップや、映画俳優とのトークをまじえながら、ともに楽しめる取り組みを開催。作品は『ネバーエンディング・ストーリー』(8/23)、『はちどり』(8/25)、『わたしは、ダニエル・ブレイク』(8/26、オンライントークのゲストに俳優の斎藤工さん)など。子どもや学生にとっても映画に触れやすい貴重な1週間になるでしょう。


【「パルシネマしんこうえん」公式HP】
【「神戸アートビレッジセンター」公式HP】
【「Cinema KOBE」公式HP】
【「元町映画館」公式HP】

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