去年まで照屋さんは京橋駅慰霊祭で「日本は自由で平和な世の中になりました。今の日本を見て、安心してお休み下さい」と亡くなった方々に語り掛けていたが、今年は違うという。
「子どもたちが微笑んで暮らせる世の中にするために、ダメなものはダメ、おかしいことはおかしいと声を上げて行きます」と誓う。
2021年、日米開戦から80年。この開戦がなければ悲惨な空襲や原爆投下はなかった。日本国民が誤った情報に振り回されぬよう、子どもたちには物事をしっかり見抜く目を持ってほしい、照屋さんはそんな願いを込めて終戦前日の8月14日、祈りの朝を迎える。