神戸市立小・教員いじめ問題、被害教諭の「公務災害」認定 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

神戸市立小・教員いじめ問題、被害教諭の「公務災害」認定 

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 2019年に発覚した「神戸市立小学校・教員間いじめ問題」で、適応障害となり療養した被害者の男性教諭(26)について、地方公務員災害補償基金が公務災害と認定していたことが、19日までに関係者への取材でわかった。認定は2020年12月8日付。

 被害教諭は採用1年目の2017年から激辛カレーを無理やり食べさせられたり、日常的に「くず」と言われたりする暴行や暴言を受けた。適応障害と診断されて2019年9月から欠勤し、同11月に公務災害認定を申請していた。同基金は公務中のいじめが体調不良の原因になったと認めた。公務災害は民間の労災に当たり、治療費などが支給される。被害教諭は2020年4月から別の市立小学校に復職している。

地方公務員災害補償基金・神戸市支部(神戸市財政局給与課内)
地方公務員災害補償基金・神戸市支部(神戸市財政局給与課内)

 「神戸市立小学校・教員間いじめ問題」は2019年10月に発覚。同僚だった男性教諭に対し「激辛カレー」を無理やり口に押し込むなどしていた元教諭ら4人が、暴行容疑などで2020年3月、兵庫県警に書類送検され、起訴猶予処分となった 。加害教諭らは神戸市教委の懲戒処分も受けた。

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