テレワーク定着で地方の中古住宅に脚光 「社会問題解決の一助に」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

テレワーク定着で地方の中古住宅に脚光 「社会問題解決の一助に」

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 新型コロナウイルス感染症の拡大は住宅需要にも大きな影響を及ぼしている。感染予防策として多くの企業でテレワーク(在宅勤務やリモートワーク)の制度化が進んでいることを背景に、リフォーム済み中古住宅の売れ行きが伸びているというのだ。

 なかでも、特に人気とされているのは、部屋数が多い郊外の物件。中古住宅の買取再販事業を展開する兵庫県姫路市の不動産会社「アートランド」の武本尚社長に事業好調の要因を聞いた。

――創業時と現在とで事業や市場はどのように変化してきましたか?

【武本尚社長(以下、武本社長)】 快適で安心な住まいを我々がリーズナブルに提供するという点で事業内容に変化はない。ただ、少し前までは姫路市を中心に播磨地域の顧客が大半だったが、新型コロナが流行し始めてからはホームページを見て神戸や大阪、京都方面から多くの問い合わせが寄せられるようになった。感染者が相対的に少ない市町に絞って物件の有無を問い合わせてくるケースもある。ウィズコロナの時代に入り、会社の近くに住む必要性がなくなってきた。郊外でゆったりと住居兼仕事場を構えたいというニーズが非常に高まっていると感じる。

――競争の激しい住宅業界で優位性を保つのも容易ではないのでは?

【武本社長】 国土交通大臣指定の住宅保険会社が扱う「既存住宅売買瑕疵保険」に加入することで他社との差別化を図っている。これは引き渡し後5年以内に雨漏りなど重大な欠陥が見つかった場合、必要な修理費として保険金が事業者(事業者が倒産の場合は買主)に支払われるという制度で、新築に次いで中古でも10年前から取り扱いが始まった。当然、加入するには屋根裏から床下まで第三者機関による厳格な検査をクリアすることが義務付けられている。高い施工レベルが求められるため簡単に加入できるものではないが、当社では取り扱う中古住宅の全棟で加入しており、累計実績は250件に達している。この数字は東京都を除くと全国でベスト6、県内ではトップだ。

アートランドが施工した「リフレッシュ住宅」

――アートランドでは、リノベーション・リフォームを施したクオリティーの高い住宅を「リフレッシュ住宅」として展開しているそうですが、その事業について教えてください。

【武本社長】 仕入れた土地付き一戸建ての中古住宅をまずは一級建築士が顧客目線で細部に至るまで調査し、その結果に基き事業パートナーである工務店が新築並みにリフォーム、それを毎月の住宅ローン返済額が周辺の家賃相場以下になるような価格で提供している。近年の販売実績は年間40件前後。1992年の創業だが「リフレッシュ住宅」事業の先駆けだと自負している。

アートランドが施工した「リフレッシュ住宅」

◆株式会社アートランド
兵庫県姫路市南今宿8-9
電話 079-295-0185
【公式HP】

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