「本物にしか見えない」ミニカーをモデルにつくったパトカー 「警察署に通って…」 三菱スタリオンをカスタム

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 兵庫県姫路市広畑区にあります、とある会社の駐車場に、「あっ、パトカーが止まってる! 何かあったのかなぁ……」と見に行ったときのことでした。

 パトカーのドアが開き、警察官が出てくるのかなぁと思ったら、中から出てきたのはTシャツ、ジーンズ姿の森井真一郎さん。

「カッコいいでしょう、これは私のパトカーのレプリカ車です」

「えっ? これ、森井さんが作りはったんですか?」

 白と黒のパトカーカラーに赤色灯、パッと見たら本物のパトカーにしか見えないぐらい、見事にリアルにカスタムされています。

「違うと言えば、ここ見てください」と指差したのは、車の横部分のボディ。「○○県警とか○○警察とかの名称を、書いたらダメでなので」と、「公安9課」「特車2課」の文字。

 これは好きなアニメの中に出てくる組織の名称を表記しているそうです。

「本気でリアルなパトカーのレプリカを作りたかったので、警察署(網干警察署)の方に何度も出向き、ルールを聞いて、守り、そして作り上げ、完成したものに、ちゃんと許可をしていただきました」

 この車は、森井さんが大好きな車種、三菱スタリオンなんですが、それを今まで何台かカスタムしてきたとのこと。

「次に作るなら、小さいときから憧れていた『パトカー』を、夢でもある『自分のパトカー』を作りたい!」。そこから始まったそうです。

 しかし、リアルなパトカーを作りたいのに、見本のパトカーがなかったとか……。

 パトカーを作りたい、作りたいと、思いが募った森井さん。ネットで調べていると、オモチャのミニカーで、このスタリオンのパトカーがあるのを発見。早速入手して、それをモデルに製作を開始。

 デザイン、塗装、パーツを探し集め、組み立て、さらにリアリティ求めてカスタムし、ようやく完成したのが、今年の7月。製作費は、トータル約150万円!

 森井さんは言います。

「もうマニアでしょ(笑)。でも、うれしいんです! 憧れだった自分のパトカー、毎日、目の前で見ることができるんですから。眺めながニヤニヤしてますよ!」

 ただし、ルールで公道を走ることはNG。私有地で展示することしかできないんですが、最近では小学生がこの車の前に立ち止まって目を輝かせたり、一緒に写真を撮ったり、SNSにアップしたりする人も多くなり、このあたりの名物的な存在になりつつあります。

 今回、取材して思いました。自ら作ったパトカーのことを語っているときの、森井さんの、ほんとうれしそうな顔! 自分の夢を形にするって、できそうで、なかなかできないもんですよね。ちゃんとルールを守りながら、形にして、楽しんではるんですから。

 いやぁ、大人が本気で作ったパトカーのレプリカ車、本当にカッコいいなぁと思いました。

(ラジオ関西『バズろぅ!』ラジオパーソライター・わきたかし)

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