「女子サッカー発展の一助に」WEリーグ9・12に開幕! INAC神戸応援番組パーソナリティーが熱く語る(3)

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 日本初の女子プロサッカーリーグ、「WEリーグ」が、いよいよ9月12日から開幕する。その女子サッカー、そして、関西からの唯一の参入クラブで神戸をホームとするINAC神戸レオネッサを応援するのが、ラジオ番組『カンピオーネ!レオネッサ!!』(ラジオ関西)だ。

 WEリーグの開幕、初代女王を目指すINAC神戸の奮闘に、クラブ応援番組も意気上がるなか、番組パーソナリティーを務める元Jリーガーの近藤岳登、関西の朝を彩る“エレクトーンのお姉さん”赤﨑夏実(INAC神戸応援大使)、番組発足当初からキッズリポーターとしてかかわってきた15歳の女優・寺田光が、女子サッカー、INAC神戸、そして番組への思いを語った。

INAC神戸の菊池まりあ選手ゲスト出演回(2021年5月24日)の写真。左から赤﨑夏実、菊池選手、寺田光、近藤岳登(写真:ラジオ関西)

◆「いまは『ハコ推し』、INAC神戸に『ラブ』です!」(寺田)

――さて、いよいよWEリーグが始まります。INAC神戸にはどんなところを期待したいですか?

【寺田光(以下、寺田)】 突拍子ないことから話しますが、やっぱり(INAC神戸が)狙うは初代チャンピオンですよ! 2代目からとは、響きとしても格が違う感じがするので。最初の女王として圧倒的に君臨してほしい気持ちがあります。(どの選手に期待?)えー、なんていうんだろ、昔は●●選手が好きとかというのはありましたけど、最近、オタク用語でいうところの『ハコ推し』というか、チームとしてみていて、選手同士の絡みとか、〇〇選手をこうフォローするんだというところとか、そういうところも含めて好きです! 一概に誰がとかは言えないんですよ! チームとして(INAC神戸)「ラブ」という感じです!

【近藤岳登(以下、近藤)】 選手の名前が出てこなかっただけだろ!

【寺田】 そんなことないですー!

寺田光(写真:ラジオ関西)

◆「プロ化で、どんな化学反応が出るのか、楽しみ!」(赤﨑)

――赤﨑さんとしては、選手とのつながりも増えたりしてきたなか、プロリーグに期待することは?

【赤﨑夏実(以下、赤﨑)】 昨年とかも、スタジアムDJとかで毎試合(INAC神戸のホームゲームに)行かせてもらって、近くで同じ目線で初めて試合を見させていただきました。そこから今回、WEリーグでは全チームがプロになったことで、どんな化学反応が出たり、スタジアムの雰囲気がどう変わるのかとかは、すごく楽しみでもあります。DAZNさんもついたりして、配信もちゃんとフォローされて、これからどんなものができてくるのかなと。

女性なので、近くでみると、「こんなに細かいボールさばきとかあるのか」とわかるようになりました。Jリーグほどは今まで見られなかったと思いますが、実際に見ると、本当にすごいんですよ! なので、そういうところも配信などで見られることで、また新たなファンも付くでしょうし、それにあわせてスタジアムに来られるお客さんもたくさんいると思うので。私はJリーグ開幕のことはそこまでわかっていないけど、そのときの盛り上がりみたいなものが、コロナ禍ではあるけど、WEリーグにもまたくるんじゃないかと。わくわくする期待はもちろんあります。当然INAC神戸の初代チャンピオンを夢見て応援していますし、全体が楽しみです!

赤﨑夏実(写真:ラジオ関西)

◆「WEリーグ開幕って、本当にすごいこと! その一助を担うべく面白い番組にしたい!」(近藤)

――それでは最後、岳登さん、締めてください!

【赤﨑】 これを締めるの?

【近藤】 ほんとにバラバラなのに……(苦笑)。それはともかく、俺が思うのは、Jリーガーとかって、「俺Jリーガーなんです!」と自信を持って生活できる。それこそアーティストさんとかタレントさんとかと同じような立ち位置で自慢していけるところもあるように思うんだけど、どうしても女子サッカーって、なんとなくそんなのがないような感じ。「女子サッカーをやっていますが、知らないですよね……」みたいな。芸能人といわれるモデルさん、女優さんとかはすごいちやほやされたり、憧れの存在というのがあるけど、なでしこの選手はそういう立ち位置にいられなかった。

でも、このWEリーグをきっかけに、そういうところを変えてほしいなと。DAZNもyogiboも(大手スポンサーや配信先も)つくし。プロ化という後押しも含めて、INAC神戸の選手もそうだけど、「スター!」というか、「WEリーガーすげえ!」となって、サッカーをやっている女子たちが、「かっこいいな」「素敵だな」「ああなりたいな!」とか思ってもらえるリーグになってほしい。

これまでスタジオにも何人もの選手が来てくれたけど、「私、WEリーガーなんです!」というオーラは、まだないのよ。でも、そういうのを選手たち全員に持てるようなリーグになってほしい。ちゃんと胸張っていえるようなリーグに。それをこの番組をやっている僕らもそうだし、何人ものスタッフたちや、DAZNなども含めて、WEリーグ開幕を盛り上げようとしているなか、何人がちゃんと考えているかなというところ。それ(WEリーガーの地位向上)に対するアプローチはガンガンにしていかないと、ついてこないもんね、次が。

そして、WEリーグの理念にもあるけど、女性の地位(向上)というところでは、解説とかを元選手にやってもらうのもいいし、そのなかである程度、男性との『バトル』も必要。仕事上の戦いがあるなか、岳登のほうが解説しっかりしているというなら、俺がやるべきだし、変な差別や変なひいきはなしで、WEリーグは進んでいかないといけないと思う。『男性と戦っても強い』というか、そういう感じのリーグになってほしい。

でも、とにかく、WEリーグ開幕って、すごいことだからね! 誰もが無理だろうと思ってきたなかでの開幕だから、どうにかして盛り上がればと。僕らもその(WEリーグにかかわる)メディアとして、その一助を担うので、なんとか番組も面白くなるようにしたいね!

近藤岳登(写真:ラジオ関西)

――この熱さがあれば大丈夫だと思います!

【近藤】 超おもしろいよね、ここは。「何をやっているのかわからないけど……」というような、サッカーファンじゃない人も聴けるような番組にしたいよね。

【赤﨑・寺田】 そうですよね!

――INAC神戸が優勝した暁には、特番とかできればいいですよね!

【一同】 それいいなぁ!

【近藤】 ラジオをやっているところもまだ多くないし。全チームがそういうメディアを持てばいいなという思いもあります。とにかく露出をあげて、知名度を上げていかないと!

【赤﨑】 そう、ここから知名度をあげたいですね!

(写真:ラジオ関西)

◆『カンピオーネ!レオネッサ!!』番組制作の思いは……プロデューサーに聞く

「(サッカー番組として)あんまり日本にない、Jリーグ(メディア)とは違うものを作りたかったんです。人選も、寺田光についてはキッズリポーターとして、見学してもらいながら(なじんでもらおう)という狙いがありました。この番組に最初に賛同してもらったスポンサーに感謝したい。

もちろん安本(卓史)社長をはじめとするINAC神戸のクラブの協力があってこそというのもあります。番組を通じてサポーターさんとのふれあいもできたりしていますし。途中から元Jリーガーの近藤岳登が来てくれたことで、(サッカーの深い話もできて)番組の厚みも出てきました。(女子サッカー専門番組を)最初にするのはチャレンジでもありましたが、長くできているのはうれしいこと。なでしこリーグからWEリーグに入り、その初年度にこの番組ができていることも意義があると思っています。

今後の展開について、もっと番組に遊びにきてもらうよう、リスナー、サポーターとの関わりを深くしたい。メールをどんどん読むなどで彼らの意見を積極的に活用するのはもちろん、イベントや公開放送なども含めて、エリアをどんどん広げられればと。以前、仲田歩夢選手(現、大宮アルディージャVENTUS)を呼んで公開番組を行ったこともありますが、リスナー=サポーターになるような取り組みをもっと行いたいです。ラジオは参加しやすいメディアですから。

実際、私自身も、女子サッカーを見に行ったり、番組を通じて、INAC神戸の選手たちに対して「ケガしないで~」と親心が出るようになってきましたし、「おらがチーム」という思いにもなっています。リスナーも当然そうなるはず。ラジオでメールが読まれたり、質問がスタジオで取り上げられることで、スタンドで試合を観るのと同じか、それ以上に、女子サッカーが近い存在になっていると思うんです。それは選手の励みになるし、リスナーの楽しみにもなるので。そして、リスナー同志がスタジアムで交流できたらいいし、コロナがおさまったら、イベント、オフ会、公開生放送など、もっと立体的にやりたいですね。WEリーグ開幕戦はスタジアムで、翌日はラジオで、みんなで会いましょう!」
(『カンピオーネ!レオネッサ!!』プロデューサー・黒川良彦)

INAC神戸、練習の様子(2021年9月7日/Photo by T.MAEDA)
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