■女性の閣僚や自民党執行部への登用、徐々に女性の存在感が…
兵庫県宝塚市の50代女性は「自民党総裁選で女性候補が2人、自民党執行部では高市早苗氏を政調会長に、新閣僚にも野田聖子氏ら3人の女性が起用され、少ないながらも女性の存在感が増してきた気がする。確かに100代目の首相が女性ならば、と思っていたが、女性だから良い、男性だから良くないというとらえ方は、ジェンダーの考え方に反する。あくまでも政治手腕が大切」と指摘した。
なお岸田内閣の主要閣僚は、岸田派(3人)、総裁選で岸田氏当選に貢献した麻生(3人)、旧竹下(4人)、細田(4人)各派からの起用が目立つ。
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■岸田政権は、説明逃れに終始した安倍・菅両政権の「負の遺産」と、どう向き合うかも問われる。
学校法人・森友学園をめぐる財務省決裁文書改ざんは近畿財務局元職員を自殺に追い込んだ。元職員が生前に改ざんの経緯をまとめた「赤木ファイル」が開示されたが、改ざん問題の真相は判然としないままだ。岸田首相は遺族が求める解明に慎重な姿勢を示している。
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■岸田首相は衆議員選挙について、「10月14日解散、19日公示・31日投開票」の日程で行う意向を示した。
神戸市灘区の40代男性は「てっきり11月初めかと思っていたが、最短のタイミングでの総選挙、真意を知りたい。菅政権末期の、横浜市長選(8月22日投開票)での惨敗ムードも消えつつあり、(自民党としての)上げ潮ムードをうまく使ってるのかなぁと受け取れる。きれいごとではなく、政策重視を望みたい」と話した。