開業100周年を迎えた「阪急今津線」の隠れた魅力とは 映画の舞台にもなった魅力あふれる路線の見どころ紹介 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

開業100周年を迎えた「阪急今津線」の隠れた魅力とは 映画の舞台にもなった魅力あふれる路線の見どころ紹介

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◆鉄アナ・羽川英樹「行ってきました!」vol.49

 阪急今津線は1921年に宝塚~西宮北口間を結ぶ「西宝線」として開業し、この9月でちょうど100周年を迎えました。一般には住宅・通学路線のイメージが強いのですが、有川浩・原作で映画化もされた『阪急電車 片道15分の奇跡』の舞台にもなり、実際に乗ってみると新たな発見と魅力がいっぱいの路線なんです。

阪急今津線 西宮北口-宝塚間 開通100周年記念 ヘッドマーク

「宝塚」を出ると右手に宝塚大劇場を見ながら武庫川橋梁を渡ります。このあたりにはかつてはホワイトタイガーもいた宝塚ファミリーランドもありました。

武庫川橋梁を渡る阪急電車

「宝塚南口」「逆瀬川」の高級住宅地を過ぎると、次は「小林」。これは「こばやし」ではなく「おばやし」と読みます。関西出身以外のアナウンサーも間違えやすい駅名です。このパータンは阪神電鉄にもあり、「青木」は「あおき」ではなく「おおぎ」と読むんです。

「小林」の駅西側は閑静な住宅地が広がり、石畳の道を上がると三角の白い塔が目印の名門・小林聖心女子学院の高校・中学校・小学校があります。

「仁川」は桜花賞や宝塚記念などのG1レースの舞台となる阪神競馬場の最寄り駅。今は専用地下道で雨にぬれずに徒歩5分で競馬場に到着でき、競馬開催時はメインレース終了から仁川発大阪梅田行の臨時急行(塚口・十三のみ停車)も運行されます。またここにはかつて「仁川ピクニックセンター」もありました。

 この先、きつい下り勾配で宝塚市から西宮市に入り、かつては広大な果樹園があった「甲東園」。時計台がシンボルの関西学院・上ヶ原キャンパスへの最寄駅としても有名ですが、ほかにも兵庫県立西宮高校、仁川学院、報徳学園などがあり、関西屈指の文教地区となっています。

「門戸厄神」は正式には真言宗別格本山・東光寺といい、正月は大勢の厄除け参拝客でにぎわいます。またここは神戸女学院の最寄り駅でもあり、岡田山を背景に建つヴォーリズ建築の美しい校舎群が目をひきます。


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羽川英樹ハッスル! (1) | ラジオ関西 | 2021/10/07/木 10:00-11:00

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