◆鉄アナ・羽川英樹「行ってきました！」vol.51
叡山電鉄（通称・叡電）の始発駅は、京阪電車とも接続する「出町柳」。ここから貴船・鞍馬方面（鞍馬線）と、八瀬比叡山口方面（叡山本線）の列車が交互に出発します。
昨年に起きた土砂災害で市原～鞍馬間が1年半にわたって不通となっていましたが、この9月18日にやっと鞍馬線が全面開通となりました。
今回、乗車した900系・展望列車「きらら」は、1998年にローレル賞も受賞した展望列車のはしりともいうべき車両。車内中央の8席は窓に向かってソファ席が設けられ、天井まで広くとった窓からは木漏れ日がキラキラ。ではこれから紅葉の名所が満載の沿線を紹介していきましょう。
「元田中」「茶山」を経て、「一乗寺」は宮本武蔵が吉岡一門と決闘した下り松があるところ。いまは白川通り沿いにある通称「一乗寺ラーメン街道」の最寄り駅として有名です。また静寂の庭園を彩る紅葉が美しい詩仙堂も徒歩圏内。
次の「修学院」には叡電車庫があり、近くに修学院離宮や紅葉の名所として知られる曼殊院門跡もあります。
「宝ヶ池」は八瀬比叡山口方面への乗り換え駅。八瀬方面へは大胆な楕円が目を引く深い緑の観光列車「ひえい」が走っています。
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