鬼才マッテオ・ガローネ監督が、イタリアの名作童話を美しく不思議な世界観で映像化。11月5日（金）から全国ロードショーの映画『ほんとうのピノッキオ』は、子どもも楽しめるダークファンタジーです。
ジェペット爺さんは、丘の上の村で暮らす貧しい木工職人。親方からもらった丸太で男の子の人形をつくります。
すると、その人形が命を吹き込まれたように動き、しゃべり始めます。
「パパ……」
家族のいないジェペット爺さんはとても喜びます。人形にピノッキオと名前をつけ、自分の子どもとして育てます。ジェペット爺さんは、ベッドカバーを使ってピノッキオの服と帽子を作り、着せてやりました。
ピノッキオは元気いっぱいです。ジェペット爺さんから歩き方を教わる前に家を飛び出し、草原を走り回ります。
やんちゃなピノッキオを屋根裏に住むおしゃべりコオロギが注意します。
「父親にひどいことをしたな。親に従わない子は決して幸せになれないぞ」
ピノッキオは怒ってハンマーを投げつけます。
