“誰もが暮らしやすい”まちのデザインとは 兵庫県の取り組みと今後の課題を考える | ラジトピ ラジオ関西トピックス

“誰もが暮らしやすい”まちのデザインとは 兵庫県の取り組みと今後の課題を考える

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今では駅構内にエレベーターが設置されていますよね。駅以外の話だと、最近では駐車場で障がいのある方だけでなく、妊婦の方やお年寄りの方も使ってもらいやすい「ゆずりあい駐車場」が整備されるようになっていますよね。

兵庫県では、1992(平成4)年に全国に先駆けて「福祉のまちづくり条例」を制定されています。(※兵庫県は多くの人が利用する施設のバリアフリー化を義務付け、誰もが利用しやすい街になるように働きかけている)

【林アナ】濱田さんが、ここ助かるなと感じるところはどこですか?

【濱田】やはり点字ブロックですかね。あると助かりますから。ただ、点字ブロックの設置されている場所がおかしいなと思うんですよね。例えば、エスカレーターから降りた人が改札の方に向かうのと、交差するように設置されていることがありますから。

【相良さん】点字ブロックについては(あるのは)当たり前になってきましたが、やり方はまだまだいくつか問題がありますね。

【林アナ】駅の話だと、エレベーターなどもいま積極的に作られていますが、条例などがあるのですか?

【相良さん】福祉のまちづくり条例と、国も交通バリアフリー法という法律を作っていて、平成5(1993)年度から兵庫県では、1日当たりの乗降客数が5千人以上の駅を対象に、民間鉄道事業者が行う駅舎のバリアフリー化を行い、エレベーターが設置されました。時代とともに人数も3千人以上と、対象人数の引き下げも行われてきました。県内ではいま、3千人以上の駅が200以上あるのですが、それらのほぼすべての駅でエレベーターやスロープが設置されています。まだまだ課題も残りますが、さらに使いやすい駅舎になるよう、取り組みが続けられています。

【林アナ】電車を降りたら、エレベーターが一番奥にあるという場合もありますよね。

【濱田】エレベーターは(駅で)なぜ端っこにあったりするのですか?

【相良さん】つけやすいところにつけてきたというのはありますね。


※ラジオ関西『PUSH!』2021年10月19日放送回【濱田祐太郎のひょうごユニバーサル通信】より


【放送音声】

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