ワイン好きも鉄道ファンも注目! 「塩尻駅のホームで育ったブドウ」のワイン | ラジトピ ラジオ関西トピックス

ワイン好きも鉄道ファンも注目! 「塩尻駅のホームで育ったブドウ」のワイン

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 長野県塩尻市といえば、ワインの生産地として全国的にも有名。約130年前の1890(明治23)年からブドウの栽培が始まり、ワイン醸造、そして地元オリジナルのブランドへと拡大させ、今では、老舗ワイナリーから小さなワイナリーまで、約17のワイナリーがある一大生産地だ。

 また、塩尻ならではのワインにまつわるスポットで、全国的にも珍しい場所といえば、「JR塩尻駅」のホームで行われているブドウの栽培。3・4番線ホームの端にぶどう園(ぶどう棚)が設置され、メルローとナイアガラの品種のブドウが栽培されている。また、駅の出口のすぐ近くでもマスカット・ベーリーAなどが育てられ、通称「駅ブドウ」と呼ばれている。

[写真:JR塩尻駅のブドウ園]
JR塩尻駅のブドウ園

 そんな取り組みを行っているワインの街・塩尻にも、新酒・ヌーヴォーの季節がやってきた。土着品種のナイヤガラ、コンコードをはじめ様々なブドウで造られたヌーヴォーは、今年取れたブドウを使って仕込まれている。「香りがフレッシュで、味わいはフルーティーで軽快な舌触り」というのは、塩尻市観光課の大山博さん。「ワイン初心者の方でもとっても飲みやすい」仕上がりのようだ。

[写真:塩尻のワイン各種]
塩尻のワイン各種

 また、駅構内で採れたブドウ「駅ブドウ」を使ったワイン「塩尻駅ワインシリーズ」も昨年から登場。これまで、ナイアガラの品種を使った「塩尻駅ナイアガラ」と、マスカット・ベーリーAの品種を使った「塩尻駅西マスカット・ベーリーA 2020(ノンバリック・塩尻みずなら樽熟成)」などが塩尻市観光協会で限定販売されている。ただ、限定ということもあり、大山さんによると「残りわずか」(12月1日現在)だという。

 さらに、11月24日からは、メルローを使った新酒「塩尻駅メルロ2020」が80本限定で抽選販売されている。塩尻市観光協会のホームページより申し込みが可能で、応募締め切りは12月5日(日)午後6時まで。大山さんは「駅のプラットホームで育ったメルローは、日光の照り返しを受け、糖度が高く、質の良いワイン。ワイン好きの人には、ぜひ手に入れて味わってもらいたい」と呼びかけていた。

[写真:塩尻駅メルロ2020]
塩尻駅メルロ2020

 塩尻市内のワイナリーには売店も併設している所が多く、この時期だからこそ味わえる旬のワインを楽しみに足を運びたいものだ。また、塩尻に行くことができないという人は「道の駅 木曽ならかわ」のウェブサイトでも多種多様のワインが取り扱われているので、一度チェックしてみてはいかがだろうか。


 国宝「松本城」や趣ある街並み、温泉地、北アルプスなど、1年を通して楽しむことができる人気の観光地、長野・信州。関西と信州を結ぶ唯一の定期便・FDA(フジドリームエアラインズ)の神戸~松本便(神戸空港~信州まつもと空港)を使えば、関西から約1時間の空旅で訪れることができる。

※ラジオ関西『PUSH!』信州女子旅より

【塩尻市観光ガイド 時めぐり(塩尻市観光協会HP)】
【「塩尻駅メルロ2020」の申し込みフォーム】
【「道の駅 木曽ならかわ」HP)】

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