神戸・新開地の名画座「パルシネマしんこうえん（以下、パルシネマ）」が、神戸市による「KOBEアート緊急支援事業」により、12月7日（火）より映画鑑賞料金を500円に設定する。終了日は未定。予算額に達するまで500円で映画が楽しめる。
パルシネマは全国でも貴重な二本立て映画館。午前9時からの名画「朝パル」が人気だ。また、二本立ての内容も、今年の作品からクラシック映画までバラエティーに富んでいる。通常、料金は朝パルが一般1,000円。日中の二本立て作品が一般1,300円。「パルカード」（1,000円）を購入すると、8か月間二本立てが1,000円で鑑賞できるという、定期的な来館者へのお得な会員割引サービスもある。
そのなかで、今回のキャンペーンでは、映画のまち・神戸の映画館を支援しようと開始された支援事業により、朝パル、二本立て作品がそれぞれ500円で鑑賞できるほか、来年8月末まで有効のパルカードも500円で購入できる。キャンペーンが終わった後もお得感が残るのがうれしい。
パルシネマの支配人、小山岳志さんはいち早く神戸市からの映画館支援事業を活用し、「お客様に反映できれば」と、このキャンペーンを決定した。
今年、開館50年を迎えたパルシネマは、毎週作品が変わるたびに映画ファンが足を運ぶ。支配人と上映作品について語る「お茶会」や、観賞スタンプと交換にオリジナルTシャツをプレゼントするなど次々に趣向を凝らしている。
また、パルシネマでは12月4日（土）にオールナイト上映会を開催。3時間を超える映画『U・ボート』（1981）と『ハンターキラー 潜航せよ』（2018）の潜水艦映画を特集。映画上映終了後には、潜水艦スペシャリストと元海上自衛官トークショーが行われる。さらに、12月25日（土）午前9時からは、クリスマス特別上映としてサイレント映画『ロイドの要心無用』（1923）のピアノ伴奏上映が行われる。（※オールナイト上映と特別上映会は鑑賞料金500円対象外）
新年は1月1日からオープン。映画に人生をささげた人たちを描く『キネマの神様』（2021）から上映がはじまる。上映スケジュールはパルシネマしんこうえんのホームページに掲載中。
