ジョン・レノンとリンゴ・スターが28歳、ポール・マッカートニーは26歳、ジョージ・ハリスン25歳。1969年1月、ザ・ビートルズの解散が噂される中で行われたレコーディングを記録する長時間のドキュメンタリー、名曲が生み出される瞬間に立ち会える『ザ・ビートルズ:Get Back』がディズニープラスで配信中です。12月8日はジョンの命日。彼らのラスト・ライブをノーカット完全版で味わいませんか。
1969年1月、ある撮影クルーにビートルズを記録する特別な許可が与えられ、メンバーがリハーサルやレコーディングをしている姿がそのまま撮影されました。ザ・ビートルズの“ゲット・バック・セッション”です。
「会話も録ってるの?」
3年近くしていなかったライブへ向け、メンバーは新曲を14曲作り上げなければなりません。残された日数は3週間です。
「上手くできたのは何曲?」(ジョージ)
「ゼロ」(ジョン)
このドキュメンタリー作品を観ると、ザ・ビートルズがスタジオでのリハーサルでどのようにオリジナル曲を生み出し、どうやって磨き上げたのか、最終的に仕上がるまでの制作過程がよく分かります。
「次はE。Gだ。Dだ。」(ポール)
「曲名は“アイヴ・ガッタ・フィーリング“?」(ジョージ)
ジョージとリンゴは、ポールの一挙手一投足を見逃さないように真剣な眼差しを向けています。
映画の観客である私たちはまるで、このスタジオでメンバーに同席しているような気分になります。