「反省していたと願いたい」と遺族 弁護人「受け入れられず」兵庫・加古川7人刺傷事件 藤城康孝死刑囚 刑執行に | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「反省していたと願いたい」と遺族 弁護人「受け入れられず」兵庫・加古川7人刺傷事件 藤城康孝死刑囚 刑執行に

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 兵庫県加古川市で2004年に起きた7人刺殺事件で、殺人などの罪で死刑が確定した藤城康孝死刑囚(65)の刑が執行された21日、遺族の1人が思いを述べた(※以下原文のまま)。

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 死刑判決確定から6年半。この日が来ることを待っていました。
 
 加害者が、死刑執行の時、何を思ったのかは分かりませんが、亡くなった被害者のことを少しでも思い出し、反省していたと願いたいです。

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 一方、藤城死刑囚の主任弁護人を務めた明石博隆弁護士は、「(死刑)判決がそもそもおかしい。精神科医による3つの鑑定の結論がすべて心神耗弱なのに、一審から上告審の判決がすべて完全責任能力(を認めた)というのは到底受け入れられるものではない。死刑にされるべきではなかった」と話す。

旧法務省本庁舎(霞が関)
旧法務省本庁舎(霞が関)
古川法相「身勝手な理由から人命を奪い、残忍」と述べた
古川法相「身勝手な理由から人命を奪い、残忍」と述べた

 刑が執行されたのは、藤城死刑囚のほか、群馬県のパチンコ店員2人殺害事件の死刑囚2人。古川禎久法相は21日、臨時記者会見を開き、午前に行われた3人の死刑執行について「慎重な上にも慎重な検討をし、命令をした」と述べた。
 そして「法治国家では(執行は)厳正に行われなければならない」としながら「いずれの事件も身勝手な理由から人命を奪い、残忍だ」と語った。

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