【たける】仕事量が一気に変わりましたし、認知していただけることも増えました。それはもう、全然比べ物にならないくらい変化がありましたね。
【ショーゴ】『M-1』がなかったらできなかったような仕事もありましたし。
——営業で地方に行くこともあると思います。お客さんの反応に変化はありましたか?
【たける】以前よりもウケるようになったという感じはありますね。それは、“知ってくださってる”というのが大きいかもしれないです。地方に行くと、より「決勝に行けて良かった」と思いますね。ウケ量が変わったんで。ウケないとこっちも落ち込んじゃうじゃないですか。それが少なくなったのは良いことですよね。
——知名度が上がることは、ネタをやる上でプラスになるんですね。
【ショーゴ】営業とかはプラスですけど、『M-1』においては逆効果かもしれないですね。知名度が上がると、その分、期待値が上がるので……ハードルを越えるのが厳しいですね。2021年は「越えられなかった」って自分たちでも感じています。
——感覚的に分かるものなんですね。
【ショーゴ】「決勝行った後の漫才師でしょ。今年はどんなネタやんの?」っていう期待値を越えられなかったなと……。
【たける】けっこう「1度決勝に行ったら、ストレートで優勝しないとキツイ」って言われるんですよ。これって多分、そういうことなんだろうなと思います。