“ホテル時間” 100年の歴史博物館へ 安藤忠雄氏が設計監修「丸福樓」京都・任天堂創業地に4月1日開業 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

“ホテル時間” 100年の歴史博物館へ 安藤忠雄氏が設計監修「丸福樓」京都・任天堂創業地に4月1日開業

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 レセプションスタッフの長谷川郁さんは生粋の京都人。故郷・京都でホテルウーマンの道を歩んできた。「コロナ禍で京都のみならず、インバウンド(訪日外国人客)が戻らない中、京都ではラグジュアリーホテルが続々と開業し、ゴージャス感が漂っている。こうした中、丸福樓は非常に珍しく、古い街並みに100年生き続けた洋館という組み合わせが『わび・さび』を醸し出し、静寂な中に奥深さを浮き立たせた。京都では『和』を意識するあまり、ホテルに人工的な池や茶室などをレイアウトする傾向があるが、丸福樓は華美さはなくとも、約20人のスタッフで温かいおもてなしを、というコンパクトさも他にない良さ。時空を超えたこの空間に身を置いて、シンプルにホテル時間を楽しんでほしい」と話した。

「シンプルにホテル時間を味わう心の余裕を」レセプションスタッフ・長谷川郁さん(※撮影のため、一時的にマスクを外しています)
「シンプルにホテル時間を味わう心の余裕を」レセプションスタッフ・長谷川郁さん(※撮影のため、一時的にマスクを外しています)
『Libraly dNa(ライブラリー ディー・エヌ・エー)』花札をモチーフにした展示
『Libraly dNa(ライブラリー ディー・エヌ・エー)』花札をモチーフにした展示

 丸福樓はPRパンフレットをあえて作成せず、エージェントを通さずに直接予約するシステム。それでも4~5月の予約は好調だという。レストランでの夕食・朝食に加え、ラウンジでの軽食やドリンク類、客室ミニバーを宿泊料金に含めた”オールインクルーシブ・プラン”でのおもてなし。長谷川さんは「実際に宿泊された方の口コミで、新たな話題を提供できる場でありたい」と抱負を語る。

夕暮れ時、鴨川左岸(東側)から正面橋を隔てて 桜の奥に見える「丸福樓」
夕暮れ時、鴨川左岸(東側)から正面橋を隔てて 桜の奥に見える「丸福樓」
「任天路地」ホテルから東へ道一本へだてた所に 町家がたたずむ
「任天路地」ホテルから東へ道一本へだてた所に 町家がたたずむ

■丸福樓(まるふくろう)
所在地 京都市下京区正面通加茂川西入鍵屋町342番地
客室数 18室 (33㎡ 〜 79㎡)
客室料金:100,000円/泊〜(朝食・夕食・飲物・軽食含む)※表記料金は1室2名利用時の1室あたりの料金、消費税・サービス料・宿泊税込
チェックイン:15時~ チェックアウト:~12時

昭和初期のレトロ建築「丸福樓」その奥にに100年の歴史博物館が広がる
昭和初期のレトロ建築「丸福樓」その奥にに100年の歴史博物館が広がる
1930(昭和5)年12月に落成「謹祝落成 祈隆盛福寿」まさにその通り生まれ変わった
1930(昭和5)年12月に落成「謹祝落成 祈隆盛福寿」まさにその通り生まれ変わった

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