■「はりま十水堂」
続いて紹介するのは、太子町鵤(いかるが)にお店をかまえる「はりま十水堂」のベーカリー「コッタパン」。このお店には驚くことが多い。まずは、いかなごのくぎ煮など、様々な種類の佃煮で知られる老舗の佃煮専門店だということ。そんなお店の一角で“土曜のみ”オープンするベーカリー、それが「コッタパン」!
ベーカリーを開いたいきさつを、同店二代目店主の妻で「コッタパン」のオーナー・中屋美幸さんに聞いた。
かつて、「はりま十水堂」が同じ町内から現在の場所へ移転してきた際、「太子町の人に、もっとお店(はりま十水堂)を知って欲しい。ここから広めていきたい」と考え、自分の得意なパンを限定販売することで、佃煮をあまり食べない人や若い人からも覚えてもらえるように、と2021年の夏に始めたそうだ。
中屋さんの作るパンは、味だけでなく、見た目も魅力的だ。土曜日には、パンの焼けるいい匂いが店内に漂う。
いろいろなパンが並ぶなか、ひときわ目を引くのは、やはり佃煮屋さんならではの「ちりめん山椒ベーグル」や「ちくわパン」。はりま十水堂の佃煮を使用。「ちりめん山椒パン」にはチーズと大葉を合わせている。「ちくわパン」は北海道で有名なパン。ツナが入っている通常の「ちくわパン」と、ちりめん山椒とカットした大葉を入れたコッタパンオリジナル「ちくわパン」の2種類がある。お客さんからは「そもそもおいしい佃煮を使ったパンは絶品」との声も届いているそう。
「これからも、色々な佃煮を使ってパンの種類を増やしていきたい!」と中屋さんは笑顔で話す。これからの広がりがますます気になるベーカリー「コッタパン」。パンと佃煮、あなたはどちらを目当てに足を運ぶ?
「はりま十水堂」
定休日:日曜日
営業時間:午前10時~午後5時
※公式ホームページあり
「コッタパン」
土曜日限定オープン
営業時間:午前10時~午後2時(※無くなり次第終了)
※公式Instagramあり
■「cafeier」
【公式HP】
【公式Instagram】
■「はりま十水堂」
【公式HP】
【「コッタパン」公式Instagram】