《83歳、太平洋ひとりぼっち》堀江謙一さん 心は”みんな一緒” 夢を夢で終わらせず【会見詳細】

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■1人で航海する「太平洋ひとりぼっち」。しかし毎日、いろんな人から連絡・交信をして、いつも周りに人がいた。

「60年前の航海はラジオしかなかった。今では(古野電気の)トラッキングシステム(※)がある。あれはもう、こちらが丸裸にされたみたいで、まあ、やりやすいような、やりにくいような感じ。時代が大きく変わってきたので、これからも通信方法が開発されていくと思う。それに準じて対応していけばもっと楽しい航海ができるし、皆さんと仲良く話をしながら航海できるでしょう。その点は期待している」

※トラッキングシステム~GPSを備えた衛星通信端末を艇に搭載、衛星通信を通じてGPSで取得した経度・緯度や進路、スピード情報をウェブサイト上の地図にリアルタイムで表示する

■今や技術の進歩で、どこにいるかすぐ分かりますもんね。

「飲みに行けないでしょ。だから」(会場で爆笑を誘う)

■今回の航海で、土曜、日曜にはアマチュア無線を運用し、日本国内の270局・270人以上、そして子どもたちと交信したが、率直な感想は?

「僕は1974(昭和49)年にアマチュア無線を航海時に使い始め、たくさんの方との交信を毎日続けることによって、例えば病気の時なら(ドクターズ・クラブの方から)アドバイスをいただいたりと必要性がある。今はより気楽に、より楽しくできるようになったので、もっと若い人にたくさん参加してほしい」

■航海終盤は黒潮や悪天候で大変だった。

「基本的には経験が役立った。ただ、僕の前回の航海が10年以上前で、その前からは20年近い空白があった。確かに経験は生かされているが、忘れている面もあり、やはり何事も初心に返ってやるべきだと思った。今回の航海でそのあたりを再学習できた。もし、次回があるとすれば、再学習したことを踏まえて準備すれば、もっといい航海ができると思う」

ハワイ・オワフ島にて<※画像提供「堀江謙一 サントリーマーメイドⅢ号」PR事務局>
ハワイ・オワフ島にて<※画像提供「堀江謙一 サントリーマーメイドⅢ号」PR事務局>

■今回の航海、一番印象に残っていることは?

「今回は航海までの準備段階でいろんな(特にコロナ禍で)障害があったにもかかわらず、皆さんがいろんなところで全力でカバーしていただいた。僕はそれほど人徳があるわけではないですがのるわけではないですが(これは謙そんですよ)、皆さんがよく協力してくださって、チャレンジすることに対する理解が深まった、そういう時代になったのではないか」

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