イタズラおもちゃ「パッチンガム」 各社製造中止の背景に世の流れ 新作は「いたーくはない!」感覚で | ラジトピ ラジオ関西トピックス

イタズラおもちゃ「パッチンガム」 各社製造中止の背景に世の流れ 新作は「いたーくはない!」感覚で

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 一方で、株式会社甲山屋(本社:大阪市中央区)では、「パッチンガム」=「ガムパッチン(甲山屋商品名)」を2012年より製造。現在は一旦生産をストップし、時代に合わせた新たなガムパッチンの開発を進めています。代表取締役・甲山さんに、今の時代にガムパッチンの販売を開始した経緯をお聞きしました。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

――ガムパッチンを作ることになったきっかけは何でしょうか。

【甲山さん】 2011年ごろに、長らく販売していた商品の販売が終了してしまいました。その際、今もお付き合いのある取引業者の方から、「(ガムパッチンを)作ってくれたら買うから作ってみてよ」と言われ、2012年からそのリクエストに応えるかたちでなんとなく企画をしたという、関西人特有の経緯です。

弊社生産のガムパッチンは4種類あり、さらに当時は同業他社製品も販売しておりましたので、販売を開始した当初はだいたい10種類ほどの取り扱いがあったかと思います。弊社のガムパッチンは、当時人気のあったガムのなかから4つをリアルっぽくパロディにしていたので、どれも好評でした。私個人としては、自分でもよく食べておりました「COOL MITAI(クールみたい)」(=ロッテ製品「COOL MINT」パロディ)が好きでした。お値打ち感もありましたので、よく販売させてもらい、ピーク時では1回の入荷で10万個程度を販売しました。

「ガムパッチン 4種類」(70円)(C) Kozan-Ya since 1949 All rights reserved.

――現在は生産をストップし、新たなガムパッチンを作られているとのことですが、きっかけは何だったのでしょうか 。

【甲山さん】 毎年いろいろな玩具が生まれるなかで、『昔からあるのにいつの間にか消えてしまった玩具』がずいぶん増えていることに、育児を通して改めて気づいたことがきっかけです。さらに、昨今では『昭和=レトロ』であり、それをまた「面白い!」と思ってくれる消費者様(子どもだけでなく大人世代も含め)が多くなっている状況もあり、再度企画することにしました。また、友人の子どもたちがガムパッチンを知らないので、改めて作ろうと思ったのもきっかけのひとつにあります。

――新しいガムパッチンはどのようなものにしたいですか?

【甲山さん】 現在企画を進めているガムパッチンは、弊社独自の技術であるスマホと連動した「プラスワン玩具」としてリニューアルしたいと考えております。いつものおもちゃとしてもしっかり遊べますし、さらにスマホと連動すれば、スマホゲームとしても遊ぶことができる。そんなプラスワン玩具として、ガムパッチンもリニューアルしたいです。

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Clip | ラジオ関西 | 2022/06/02/木 15:00頃~

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