また、昔はジョークグッズの名の通り「ビックリ!」とか「(ぱちんと挟まれて)いたい!」という過激な演出も売りではありましたが、新しいガムパッチンは、以前よりは安全性を重視する傾向になる予定です。「いたーい!」ではなく「いたーくはない!」という感覚を大切にしています。
なおかつ「え? ナニコレ?」とか「なつかしい、昔やったなあ」という雰囲気はこわさず、さらに現在販売されているガムをしっかりリサーチして、大阪人らしい笑えるパッケージにしたいです。
おもちゃではありますが、老若男女みなさまに使っていただきたいですね。おもちゃを話のタネとして、お年寄りと子どもなど、世代間でいっしょに遊んでほしいです。
――現在、ガムパッチン以外にどのようなおもちゃを作られていますか?
【甲山さん】 業界初となる、昔からあるおもちゃにAR技術を取り込みスマホのカメラと連動させる「スマホでゲームもできちゃうおもちゃ」の開発・販売をしており、特許も出願しております。
いつものおもちゃとしてもしっかり遊べるうえに、スマホと連動することで、スマホゲームとしても遊ぶことができる「+1(プラスワン)玩具」の販売に注力しております。通常なら一瞬で遊び終えるおもちゃが、スマホと連動したゲームもできるようになることで、遊んでくれる時間が「十分(じゅうぶん)=10分、間が持つ」おもちゃを企画したいです。
――昔に比べて、現在はどのようなおもちゃが売れていますか?
【甲山さん】 日本でのブームというよりも、世界で流行ってるものとか、SNSで流行っているものが日本でも流行る傾向にあります。子どもの発育の過程で使ってもらう機会が多いのがおもちゃですので、昔と変わらないという一面もあります。ただし、商品の形やパッケージデザインなどは、子どもっぽいというよりもリアルに近いものが売れる傾向にあるかと思います。
――ガムパッチンの魅力はどのようなところにあると思いますか?